リリース4.5の新機能
表用のストリーミングAPIの導入
Oracle NoSQL Databaseは、ユーザーがput、updateおよびdeleteによって表に加えられた変更をサブスクライブできるようにするStreams APIを提供します。この新しいAPIは、Reactive Streams標準に基づいています。Stream APIを使用するアプリケーションは、Java SE Development Kit 8でコンパイルする必要があり、コンパイル時と実行時の両方でkvstore.jar
が必要です。
C#ドライバの導入
Oracle NoSQL DatabaseのC#ドライバを使用すると、ネイティブのC#アプリケーションが基本的なget
、put
およびsearch
操作を使用して、Oracle NoSQL Database表に格納されているデータにアクセスできます。
SQL問合せでのUPDATEのサポート
SQLで単一行のサーバー側更新を実行するためのUPDATE文のサポートが追加されました。UPDATEコマンド構文は、標準のSET句の他に、配列やマップに要素やフィールドを追加および削除するためのADD、REMOVEおよびPUT句をサポートする拡張機能をサポートしています。既存のOracle NoSQL Databaseパス式を使用して、JSONデータ型内または厳密に型指定されたデータ型内の両方で、更新するターゲット・フィールドを識別できます。
ストレージ・ディレクトリ・サイズ・パラメータを使用したディスク使用量の強制
ストレージ・ディレクトリ・サイズ・パラメータは、ディスクの使用量を強制するために使用されるようになりました。このリリース以降、ストレージ・ディスク・サイズがレプリケーション・ノード(RN)に指定されていない場合、Oracle NoSQL Databaseストレージ・エンジンは5GBの予約済空き領域を除く使用可能な空きディスク領域をすべて使用する場合があります。すべてのアプリケーションで次のことを実行することをお薦めします。
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すべてのRNのストレージ・ディレクトリとサイズを指定します。
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新しいavailableLogSize統計を使用してディスク使用量を監視し、この値がゼロに達するより前の早い時期に修正アクションを実行します。
ストレージ・サイズを超える危険性がある場合、書込み操作が拒否され、読取り操作のみが許可されます。
5GBの最小ディスク領域要件
このリリース以降、kvlite
およびkvstore
サービスを開始するには、最低5GBのディスク領域が必要です。