Kerberosプリンシパル
Kerberosプリンシパルは、Kerberos対応のサービスにアクセスするためのチケットをKerberosによって割り当てることのできる、Kerberosシステム内での一意のIDを表します。サービス・プリンシパルは、ストレージ・ノードごとに作成する必要があります。Oracle NoSQL Databaseサービス・プリンシパルは、<service_name>/instance@REALMというネーミング形式に従います。
説明:
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service_name
Oracle NoSQL Databaseサービスを表す大/小文字が区別される文字列です。デフォルト値は
oraclenosql
です。すべてのOracle NoSQL Databaseサービス・プリンシパルは、異なるストレージ・ノード間で同じサービス名を使用する必要があります。
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instance
サービス・プリンシパルのインスタンス名を表します。Oracle NoSQL Databaseが実行されているストレージ・ノードの完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用することをお薦めします。
instance
を指定しないと、デフォルトのプリンシパルはoraclenosql@REALMとして作成されます。 -
REALM
データベース・サービスが登録されているKerberosレルム名を表します。大文字で指定する必要があり、通常はDNSドメイン名です。
レルムを指定しない場合、サービス・プリンシパルは、Kerberos構成ファイルでの構成に基づき、デフォルト・レルムに属していると見なされます。