移行されるCloud Serviceアーティファクト
次の表では、クラウド・サービス・インスタンス間で移行できるグローバル、アプリケーション・レベルおよびキューブ・レベルのEssbaseアーティファクトについて説明します。
| アーティファクト | Oracle Analytics Cloudの移行がサポートされます | Exceptions/Comments |
|---|---|---|
| アプリケーションおよびキューブのメタデータ | yes | アプリケーション・メタデータには、アプリケーション・タイプと設定が含まれます。 キューブ・メタデータには、キューブ・プロパティおよび設定が含まれます。 |
| アプリケーション・レベルの構成ファイル | yes | これらのファイルが存在する場合は、移行されます。 |
| 計算スクリプト | yes | アプリケーション・レベルおよびキューブ・レベルの計算が移行されます。 |
| カタログ・サーバー | no | Applications/<appname>の下のwebインタフェースのFilesの下にリストされているファイルが移行されます。 Shared/Usersフォルダの下に格納されている他のファイルは移行されません。 webインタフェースで手動でダウンロードしてリストアできます。 |
| 接続およびデータソース | yes | 移行ユーティリティを使用すると、システム・レベルおよびアプリケーション・レベルの接続とデータソースが移行されます。
CLIツールを使用して、アプリケーション・レベルで作成された接続およびデータソースが移行されます。 どちらのツールでも、 |
| Data | yes | 移行するには、データがクラウド・インスタンスのキューブ・ディレクトリに存在する必要があります。 |
| ディスク・ボリューム | NA | ディスク・ボリューム定義は、Essbaseクラウド・インスタンスには適用されません。 |
| ドリル・スルー定義 | yes | ドリル・スルー定義が移行されます。 |
| Excelワークブックおよびファイル | yes | Excelワークブックおよびファイルが移行されます。 |
| フィルタ | yes | キューブ・レベルおよびユーザー作成のフィルタが移行されます。 |
| グローバル変数 | yes | - |
| レイアウト | yes | キューブ・レベルのレイアウトが移行されます。 |
| リンクされたレポート・オブジェクト(Linked Reporting Object:LRO) | yes | LROは、移行されたオンプレミス・アプリケーションとの下位互換性のために含まれています。 |
| ロケーション別名 | yes | ロケーション別名はキューブとともに移行されます。 |
| ログ・ファイル | no | ログ・ファイルは移行されません。 |
| 名前付き問合せ | yes | キューブ・レベルの名前付き問合せが移行されます。 |
| アウトラインと式 | yes | @XREFを含む式は移行されません。 |
| パーティション | yes |
レプリケート・パーティションおよび透過パーティションが移行されます。 ターゲット・キューブのパーティション定義のみがファイル・システムにエクスポートされます。 |
| レポート・スクリプト | yes | アプリケーション・レベルおよびキューブ・レベルのレポート・スクリプトが移行されます。 スクリプトは、移行されたオンプレミス・アプリケーションとの下位互換性のために含まれています。 |
| ルール・ファイル、テキスト・ファイル、.csvファイル | yes | アプリケーションおよびキューブ・レベルのファイルが移行されます。 |
| シナリオ | yes | キューブがシナリオ対応で、サンドボックス・ディメンションがある場合は、関連するシナリオが移行されます。 |
| 代替変数 | yes | アプリケーション・レベルおよびキューブ・レベルの置換変数が移行されます。 グローバル(サーバー)レベルの代替変数がある場合は、移行前にそれらをアプリケーション・レベルの変数に変換するか、移行後にコンソールで再作成する必要があります。 |
| ユーザーとグループ | - | ユーザーおよびグループは移行ユーティリティを使用して移行されます。CLIツールを使用しても移行されません。 |
| ユーザー・ロール | yes | ユーザー・ロールは、あるEssbaseクラウド・インスタンスから別のインスタンスにのみ移行できます。 |
| ウォレット・ファイル | yes | 指定したアプリケーションのウォレット・ファイルが移行されます。 |