MDXINSERTBUFFERAGGMETHOD

データベースでMDX挿入リクエストの出力バッファを作成する方法を定義します。

構文

MDXINSERTBUFFERAGGMETHOD ADD | LAST

LAST-MDXINSERTBUFFERAGGMETHODが設定されていない場合、これがデフォルトの動作です。挿入操作中に、すでに値が含まれている出力バッファのロケーションに値を書き込む必要がある場合は、最新の値によって古い値が上書きされます。
ADD-挿入操作中に、すでに値が含まれている出力バッファのロケーションに値を書き込む必要がある場合、最新の値が古い値で合計されます。

説明

MDX挿入問合せの実行中に、問合せが完了するまで値とともに蓄積される出力バッファがメモリーに作成されます。この設定により、出力バッファで値を集計するメソッドを定義できます。使用するメソッドはMDX挿入操作のデータ結果に影響を与える可能性があります。

MDX挿入問合せで、次のように2つのソース・タプルが単一のターゲット・タプルにマップされているとします:

INSERT
([Payroll], [Jan]) TO ([Revised Payroll], [Jan])
([Payroll], [Feb]) TO ([Revised Payroll], [Jan])
...

([Payroll],[Jan])の値が100で、([Payroll],[Feb])の値が200であるとします。

デフォルトのバッファ集約動作(LAST)を使用

MDXINSERTBUFFERAGGMETHOD LAST

([Payroll], [Jan])の値は([Revised Payroll], [Jan])の出力バッファに書き込まれ、その値は100になります。
([Payroll],[Feb])の値は([Revised Payroll],[Jan])の同じ出力バッファに書き込まれ、前の値が上書きされて200に変更されます。

バッファ・アグリゲーションの動作をADDに変更すると、

MDXINSERTBUFFERAGGMETHOD ADD