TRACE_REPORT
問合せトレースを有効にし、結果をファイルに出力します。 同時に実行中の複数の問合せをトレースできます。
説明
この設定により、グリッド取得、MDX問合せおよび透過パーティション・ソースの問合せトレースが有効になります。 問合せトレース出力ファイルには、次の情報が含まれます:
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問合せタイプ
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問合せの時間
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ユーザー名とIPアドレス
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処理された行と列
異なる問合せトレース・オプションを使用する場合
QUERYTRACE構成設定は、問題が発生した場合に単一の問合せをデバッグするために設計されています。 トレース・ログがquery_trace.txtとしてキューブ・ディレクトリに出力され、ファイルは各問合せの実行前にデフォルトでクリアされます。 QUERYTRACEは、パフォーマンスに影響する可能性があるため、長期的に使用するためにアプリケーション構成で有効なままにしないでください。
TRACE_REPORT構成設定ではQUERYTRACEよりも詳細が少なくなりますが、複数の同時問合せをトレースできます。 TRACE_REPORTは、パフォーマンスに影響を与えないため、長期間の使用が可能です。 これは、一定期間にわたって実行されている多数の同時問合せに関する情報を収集する場合に適しています。 TRACE_REPORTでは、トレース・ログがtrace_report.logとしてキューブ・ディレクトリに出力され、ファイルは問合せ間でクリアされません。 LONGQUERYTIMETHRESHOLDが有効な場合、この設定は無効になり、trace_report.logには何も出力されません。
LONGQUERYTIMETHRESHOLD構成設定は、本番環境に適しています。 定義されたミリ秒数より長く実行される問合せに関する統計をアプリケーション・ログ・ファイルに出力します。
dbname.cfg (キューブ・ディレクトリ内)のQUERYLOGパラメータの設定による問合せロギングの有効化は、キューブのユーザー問合せパターンをXML形式でトラッキングするために設計されています。
ノート
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この設定は、ブロック・ストレージおよびハイブリッド・モードのデータベースに適用されます。
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問合せトレース・レポート・ファイル
trace_report.logは、データベース・ファイルのロケーションに書き込まれます。 -
LONGQUERYTIMETHRESHOLDが設定されている場合、TRACE_REPORTはアクティブではありません(
trace_report.logには何も出力されません)。
構文
TRACE_REPORT n問合せトレースを有効にするには、nを-1に設定する必要があります。
例
TRACE_REPORT -1説明にリストされているすべてのトレース機能を含む実行するトレース問合せを設定します。