計算コマンドの概要

計算スクリプトを使用して、データベース・アウトラインで定義されている計算とは異なる計算を作成します。計算スクリプトを使用すると、データベース・アウトラインの組込み計算を補完するカスタム操作を開発できます。

計算コマンドは、使用する計算ルールでEssbaseに指示する計算スクリプトの要素です。

データベースが作成されると、デフォルトの計算スクリプトが"calculate all"に設定されます。つまり、データベース・アウトラインの階層関係および式に基づいてすべてのディメンションが計算されます。

カスタム・スクリプトを使用して、このデフォルト・スクリプトをオーバーライドできます。デフォルト・スクリプトを変更せずに、カスタム・スクリプトを一時的または永続的に使用できます。カスタム・スクリプトでは、データベース・アウトラインで定義されている計算ルールを参照するか、カスタム式、計算フォーマットおよび計算順序を指定できます。

計算スクリプトには、一連の計算コマンドが含まれます。コマンドの順序によって、計算の実行順序が定義されます。