DrilldownMember
set2にも存在するset1のメンバーまたはタプルをドリルダウンします。 結果セットには、ドリルダウンされたメンバーまたはタプルと、元のメンバーまたはタプル(展開されたかどうかに関係なく)が含まれます。
構文
DrilldownMember( set1, set2 [, RECURSIVE] )
パラメータ
ノート
この関数は、set2にも存在するset1のすべてのメンバーをドリルダウンします。 2つのセットが比較されます。 次に、2番目のセットにも存在する最初のセットのメンバーまたはタプルが展開され、その子が含まれます。
最初のセットがタプルのリストである場合、2つ目のセットのメンバーを含む最初のセットのタプルはすべて子に展開され、さらにタプルが生成されます。
RECURSIVE
キーワードを使用すると、展開された結果セットに複数のパスが作成されます。 Drilldownmemberは、set2にも存在するset1の展開されていないメンバーまたはタプルがなくなるまで、セット比較および結果のドリルダウンを繰り返します。
例
メンバーのドリルダウン
次の例では、メンバーをドリルダウンします。
例 1
例 2
次の式
DrilldownMember({Market, [New York]}, {Market, West}, RECURSIVE)
セットを返します:
{Market, East, West, California, Oregon, Washington, Utah, Nevada, South,
Central, [New York]}
RECURSIVEパラメータが指定されているため、メンバーMarket
がドリルダウンされ、結果セットのWest
メンバーがドリルダウンされます。
タプルのドリルダウン
この例では、Sample Basicアウトラインの次の部分を使用します:

次の例では、タプルをドリルダウンします。
次の式
DrilldownMember
( {([100],[California]), ([200],[Washington])},
{ [100] }
)
タプルのセットを返します:
{ ([100],California), ([100-10],California), ([100-20],California),
([100-30],California), ([200],Washington)}
したがって、次の問合せを実行
SELECT
DrilldownMember
( {([100],[California]), ([200],[Washington])},
{ [100] }
)
ON COLUMNS
FROM Sample.Basic
グリッドを返します:
表4-57 MDXからの出力グリッドの例
100 | 100-10 | 100-20 | 100-30 | 200 |
---|---|---|---|---|
California | California | California | California | Washington |
999 | 3498 | -1587 | -912 | 1091 |