メンバーの式
メンバー式は、スクリプト内のカスタム式のデフォルトのアウトライン・フォーマットを計算するために使用されます。 データベース・アウトラインの式と同様に、計算スクリプトの式はデータベース・メンバー間の数学的関係を定義します。 たとえば、次の式は計算スクリプト内で有効です:
"Profit_%";
アウトラインで定義された式を使用してメンバー名を指定すると、その式を使用してメンバーが計算されます。
Expenses = Payroll + Marketing;
前述の式は、Expensesメンバーのデータベース・アウトライン式のかわりに使用される単純な数学的関係を表します。
相互依存メンバー式
Essbaseは、同じディメンションのメンバーの範囲の式を計算することで、計算パフォーマンスを最適化します。 ただし、一部の式では、同じディメンションのメンバーからの値が必要です。 適切な例は、オープン・インベントリが前月のクローズ・インベントリに依存するキャッシュ・フローです。
計算スクリプトで相互依存式を使用する場合は、IF文と同じルールが適用されます。 次を実行する必要があります:
-
式を単一のメンバーに関連付けます
-
式をカッコで囲みます
計算スクリプトに次の相互依存式を配置する場合は、次のように構成します:
"Opening Inventory" (IF(NOT @ISMBR (Jan))"Opening Inventory" =
@PRIOR("Ending Inventory"));
ENDIF;
"Ending Inventory" = "Opening Inventory" - Sales + Additions;)
式全体がカッコで囲まれ、期首インベントリ・メンバーに関連付けられます。