パーティション内のデータの動的計算

「動的計算」メンバーは、パーティションの透過リージョンまたはレプリケート・リージョンで定義できます。

透過パーティションでは、リモート・データベースの定義がローカル・データベースの定義より優先されます。たとえば、メンバーがローカル・データベースでは「動的計算」としてタグ付けされているが、リモート・データベースではタグ付けされていない場合、Essbaseはリモート・データベースから値を取得し、ローカル計算を実行しません。

ノート:

Essbaseは、データをレプリケートするときに、各ソース・データ・ブロックおよび対応する各ターゲット・データ・ブロックのタイムスタンプをチェックします。ソース・データ・ブロックがより新しい場合、Essbaseはデータ・ブロック内のデータをレプリケートします。ただし、動的に計算されるデータの場合、データ・ブロックおよびタイムスタンプは存在しません。したがって、Essbaseは常に動的に計算されたデータをレプリケートします。