集約ストレージ・キャッシュの管理

集約ストレージ・キャッシュを使用すると、データのロード、集計および取得時のメモリー使用量が容易になります。

集約ストレージ・アウトラインが開始されると、メモリー内の小さい領域が関連アプリケーションの集約ストレージ・キャッシュとして割り当てられます。追加のキャッシュ領域が必要になると、最大キャッシュ・サイズが使用されるか、オペレーティング・システムが追加の割当てを拒否するまで、キャッシュ・サイズが徐々に増加します。

ノート:

集約キャッシュ・メモリー割当てを拒否しても、既存のメモリーの使用量の増加は拒否されません。

現在の集計キャッシュ・メモリー割当ておよび最大集計キャッシュ・サイズ設定を表示できます。設定を変更すると、メモリー使用量が最適化される場合があります。デフォルトの最大キャッシュ・サイズ(32 MB)は、最小設定サイズです。入力レベル・データのサイズを使用して、キャッシュの最大サイズを増やすタイミングを決定できます。 MaxLでは、集約ストレージ・データベース・プロパティとして入力レベルのデータのサイズが表示されます: レベル0の値のサイズ。

32 MBのキャッシュ設定では、約2 GBの入力レベル・データを含むデータベースがサポートされます。入力レベルのデータ・サイズが2 GBを超える場合は、ファクタの平方根によって集約ストレージ・キャッシュを増やすことができます。たとえば、入力レベルのデータ・サイズが3 GB (2 GB * 1.5)の場合、32 MBの集約ストレージ・キャッシュ・サイズに1.5の平方根を掛け、集約キャッシュ・サイズを結果に設定: 39.04MB.

集計のマテリアライズのパフォーマンスについては、パラレル計算用に設定されたスレッド数を考慮してください。集計マテリアライズ処理では、集計ストレージ・キャッシュを分割する複数のスレッドを使用します。集約ストレージ・アプリケーションまたはキューブのスレッド数を増やすには、集約ストレージ・キャッシュ・サイズの増加が必要になる場合があります。

集約ストレージ・キャッシュ・サイズを表示するには、query application MaxL文を使用し、設定するにはalter applicationを使用します。

ノート:

スレッド数をプロセッサ数よりも多く設定すると、集約ストレージ・アプリケーションのパフォーマンスが向上する可能性があります。

集約ストレージ・キャッシュの最大サイズを必要以上に大きくしないでください。

変更された集約ストレージ・キャッシュ設定は、アプリケーションの再起動時に有効になります。