セキュリティおよび複数ユーザーに関する考慮事項
Essbaseでは、データベースの読取りおよび更新を同時に行うことができるため、ユーザーはディメンションの動的な構築、データのロードまたはデータベースの計算中にデータベースを使用できます。
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セキュリティの問題
セキュリティ・システムにより、権限のないユーザーによるデータベースの変更が防止されます。 データベースへの書込みアクセス権を持つユーザーのみが、データ値をロードしたり、ディメンションおよびメンバーをデータベースに追加できます。 書込みアクセスは、グローバルに提供することも、フィルタを使用して提供することもできます。
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マルチユーザー・データ・ロードの問題
複数のユーザーがデータベースに接続している間に、データ値をロードできます。 Essbaseでは、ブロック・ロック・スキームを使用してマルチユーザーの問題を処理します。 データ値をロードすると、Essbaseによって次の処理が実行されます:
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ロード先のブロックをロックして、誰もそのブロックに書き込めないようにします。
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ブロックを更新します。
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マルチユーザー・ディメンション構築の問題
他のユーザーがデータベースに対して読取りまたは書込みを行っている間は、ディメンションを構築できません。 ディメンションを構築すると、Essbaseによってアウトラインが再構築され、再構築操作中はデータベースがロックされます。