標準手順での動的計算の使用
標準のEssbaseプロシージャで動的計算を使用すると、次のプロセスに影響します:
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データおよびデータ・ブロックのクリア
CLEARDATAコマンドは、「動的計算」メンバーのデータ値には影響しません。
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データのコピー
動的に計算されたデータ値にはデータをコピーできません。 DATACOPY計算コマンドのターゲットとして「動的計算」メンバーを指定することはできません。
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データのロード
データをロードする場合、Essbaseは、「動的計算」メンバーを含むメンバーの組合せにデータをロードしません。 Essbaseは、データ・ロード中にこれらのメンバーをスキップし、エラー・メッセージを表示しません。
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データのエクスポート
Essbaseでは、データのエクスポート前に動的に計算された値は計算されません。 Essbaseは、「動的計算」メンバーの値をエクスポートしません。
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計算スクリプトへの動的メンバーの組込み
データベースの計算時に、Essbaseは「動的計算」メンバーの計算をスキップします。 計算スクリプトで「動的計算」メンバーのメンバー計算を実行しようとすると、Essbaseにエラー・メッセージが表示されます。 「計算スクリプトと動的計算」を参照してください。