FIXPARALLELパラレル計算の使用

CALCPARALLELメソッドを使用してパラレル計算を実行できますが、FIXPARALLELコマンド・ブロック・メソッドを使用すると便利な場合があります。

FIXPARALLELコマンド・ブロックには、実行するコマンドと、計算するデータベース・リージョン(スライス)を指定するいくつかのスレッド(numThreads)およびメンバー・リスト(mbrList)を入力します。 Essbaseでは、メンバー・リストの組合せからタスクのリストが作成され、スレッド間でタスクが分割されます。

FIXPARALLELメソッドは、次の場合に役立ちます:

パラレル計算中に一時変数を使用する必要がある場合。
DATACOPY、DATAEXPORTまたはCLEARBLOCK計算コマンドを使用する必要がある場合。
@XREFまたは@XWRITE関数と組み合せて使用します。
データベースのリージョンをパラレルにエクスポートする必要がある場合。
CALCPARALLELがパフォーマンス要件を満たしておらず、アウトラインで多数の空のタスクが生成される場合、または計算に使用可能なスレッドより少ないタスク・グループが多数含まれる場合。