動的計算キャッシュ統計
「動的計算」キャッシュ表には、計算済メンバー(BigBlks)を含むように拡張されたブロックの計算場所が表示されます: 動的計算機キャッシュ(DCC)または通常のメモリー(nonDCC)内。 割り当てられたビッグ・ブロックの合計数と同時に保持されているビッグ・ブロックの最大数を比較して表示し、ブロック待機統計を分析することで、動的計算キャッシュ構成設定(DYNCALCCACHEMAXSIZEを含む)の効率を判断できます。
表3-6 動的計算キャッシュ統計
「動的計算」キャッシュ統計 | 説明 |
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BigBlks Alloced | システムがメモリーを取得した場所(DCキャッシュまたは通常)に関係なく、これまでにリクエストされたビッグ・ブロック割当ての数。 Q1、Q2およびQ3の3つの問合せが実行され、それぞれ25、35および10の大きなブロックが必要な場合、BigBlks Allocedは70になります。 これは、Q1がすべての25ブロックを同時に必要としたわけではありません。 問合せが終了して残りのすべてのブロック(DCキャッシュまたは通常のメモリーに戻される)が解放されるまで、しばらくの間、一部のブロックを使用してから一部のブロックを解放した可能性があります。 |
Max BigBlks Held | これまでに同時に保持された大きいブロックの最大数。 これまでに実行された問合せQiごとに、Niという数があります。これは、問合せに同時に必要なビッグ・ブロックの最大数(DCCと通常のメモリー・ブロックの両方を含む)を示します。 合計列の下のMaxBigBlksHeldは、Niのすべての値の最大値です。 DCC列とDCC以外の列の値は似ていますが、それぞれのメモリー部分に保持される最大ブロック数に制限される点が異なります。 |
DCC Blks Waited | システムが待機する必要があった動的計算ブロックの数。 |
DCC Blks Timeout |
動的計算機キャッシュの空き領域の待機中にEssbaseがタイムアウトした回数。 |
DCC Max ThdQLen |
「動的計算」キャッシュ・メモリーが解放されるまでキューに残っていたスレッドの最大数。 |