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カーネル・キャッシュ統計

「カーネル・キャッシュ統計」表は、データベース・キャッシュのサイズ設定に役立ちます。 最適なパフォーマンスを得るには、必要な大きさのキャッシュのみを作成します。 キャッシュ・サイズは重要度の高い順にリストされることに注意してください: index、data file、data。

  • 索引キャッシュは、索引ページを保持するメモリー内のバッファです。

  • データ・ファイル・キャッシュは、圧縮されたデータ・ブロックを保持するように設計された物理データ・キャッシュ・レイヤーです。

  • データ・キャッシュは、データ・ページを保持するメモリー内のバッファです。

「カーネル・キャッシュ統計」表は、Essbaseキャッシュのサイズ設定方法の決定に役立ちます。 Essbaseカーネルは、これらのキャッシュを使用してメモリーを管理します。 原則として、プロセスに役立つデータは、ディスク上ではなくメモリー内に保持する必要があります。 置換は、プロセスに必要なものがディスクからキャッシュに移動され、キャッシュ内の何かが領域を空けるために破棄された場合に発生します。

この表を使用して、キャッシュのサイズ設定方法を決定します。 キャッシュをできるだけ小さくします。ただし、キャッシュの置換が0より大きい場合は、キャッシュが小さすぎる可能性があります。 最適なパフォーマンスを得るには、索引キャッシュの適切なサイズ設定が最も重要です。データ・キャッシュの適切なサイズ設定が最も重要ではありません。

この表の永続性/有効範囲: long/db

表3-3 カーネル・キャッシュ統計

カーネル・キャッシュ統計 説明
# Blocks 索引キャッシュ、データ・ファイル・キャッシュおよびデータ・キャッシュ内の実際のブロック数。 ブロック・サイズにブロック数を掛けた値が、使用されているキャッシュ・メモリーの量と等しくなります。 この図を、データベースのサイズ設定に最初に使用したブロック見積りと比較してください。
# Replacements キャッシュ当たりの置換数。 置換は、データがディスクからキャッシュに移動し、領域を空けるためにキャッシュ内のデータが削除されたときに行われます。 数値または置換が少ないかゼロの場合、キャッシュの設定が大きすぎる可能性があります。
# Dirty repl キャッシュ当たりのダーティ置換の数。 ダーティ置換とは、プロセスでキャッシュ・メモリーを再利用する前にディスクへの書込みが必要な置換です。 このプロセスに必要なデータは、メモリー内で変更されたがディスクに保存されていないため、「ダーティ」です。 ダーティ置換は非効率的でコストがかかります。 キャッシュが小さすぎる可能性があることを示します。
Log blk xfer in データ・ファイル・キャッシュおよびデータ・キャッシュに転送された論理ブロックの数(この測定は、索引キャッシュには適用されません。) キャッシュ・サイズを変更する場合、この統計を調査して、データ・トラフィックの変更を記録するように指示されることがあります。