MaxL言語の引用符および特殊文字のルール
これらのルールは、USER-NAMEやFILE-NAMEなどのMaxL文のターミナルに適用されます。 MaxL Shellのルールも適用されます(「MaxL Shellの構文ルールおよび変数」を参照)。
一重引用符で囲まれたトークン
コンテンツはリテラルとして保持されますが、次の例外があります:
-
1つのバックスラッシュは無視され、2つは1つとして扱われます。
-
アポストロフィは、バックスラッシュ(\')を使用してエスケープする必要があります。
例 : export database sample.basic data to data_file 'D:\\export.txt';
結果 : D:\export.txt
にデータをエクスポートします。
例: display user 'O'Brien';
結果: エラー。
例: display user 'O\'Brien';
結果: ユーザーO'Brien
が表示されます。
二重引用符で囲まれたトークン
コンテンツはリテラルとして保持されますが、次の例外があります:
-
変数が展開されます。
-
1つのバックスラッシュは無視され、2つは1つとして扱われます。
-
アポストロフィは、バックスラッシュ(\')を使用してエスケープする必要があります。
例 : export database sample.basic data to data_file "D:\\export.txt";
結果 : D:\export.txt
にデータをエクスポートします。
例: export database sample.basic data to data_file "$ARBORPATH\\App\\Sample\\Basic\\export.txt";
結果 : C:\Hyperion\products\Essbase\EssbaseServer\App\Sample\Basic\export.txt
にデータをエクスポートします。
例: display user "O'Brien";
結果: エラー。
例: display user "O\'Brien";
結果: ユーザーO'Brienが表示されます。
MaxLでのバックスラッシュの使用
先頭に別のバックスラッシュ(エスケープ文字)がないかぎり無視されます。 2つのバックスラッシュを含むトークンは、一重引用符または二重引用符で囲む必要があります。
create application 'finance\\budget';
結果: アプリケーションfinance\budget
が作成されます。
例(Windows):
export database sample.basic using report_file
'EssbaseServer\\App\\Sample\\Basic\\asym.rep'
to data_file 'c:\\home\\month2.rpt';
結果 : Windowsファイル・パスは、EssbaseServer\App\Sample\Basic\asym.rep
およびc:\home\month2.rpt
として正しく解釈されます。