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Oracle® Essbase Oracle Essbaseの使用

F17137-05
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機械翻訳について

シナリオ計算について

Essbaseでは、fix文を使用して計算のスコープがディメンション内の特定のメンバーまたはメンバー・グループに制限されていないかぎり、ディメンション内のすべてのメンバーがデフォルトで計算されます。

サンドボックス・ディメンションはこの動作の例外となります。サンドボックス・ディメンション内のメンバーがfixで計算対象として指定されていない場合は、サンドボックス・ディメンション内の基本メンバーのみがデフォルトで計算されます。 サンドボックス・ディメンション内の基本メンバー以外を計算するには、fix文でそれらのメンバーを指定し、オプションで基本メンバーを指定します。

fix文でサンドボックスの基本メンバー以外を指定する場合、基本メンバーは明示的にfixに追加しないかぎり計算から除外されます。

この動作は、fixから除外された非サンドボックス・ディメンションに対する計算とは異なります。ディメンションをfix文から除外すると、Essbaseはすべてのメンバーを暗黙のディメンションから計算します。 サンドボックス・ディメンションの計算は、インテントが通常、指定時における基本または特定サンドボックスの計算であるため、他の計算と異なります。 Essbaseでは、次の場合を除いて、作業中のサンドボックス値ではなく基本メンバーの値が計算されます。

シナリオ起動シートから計算スクリプトを実行する場合、スクリプト内で明示的にサンドボックスが言及されていないかぎり、計算はそのシナリオに関連付けられているサンドボックス内で実行されます。

Smart Viewプライベート接続を使用してシートを開き、サンドボックス値および基本値を表示している場合、サンドボックスを明示的に固定せずに、サンドボックスから任意のデータ・セルを強調表示して計算スクリプトを起動すると、サンドボックスが暗黙的に計算され、Smart Viewはサンドボックスが計算されたことを示します。 基本メンバーのセルを強調表示した(またはセルを強調表示しない)場合、計算スクリプトを起動すると基本が計算され、Smart Viewは基本が計算されたことを示します。

予約済のランタイム代替変数名: ess_sandbox_mbrを使用することによって、既存のMAXLスクリプトを使用してサンドボックス・メンバーを計算できます。

この文は、サーバーまたはアプリケーションに代替変数を作成せずに、任意のMAXLスクリプトで(サンドボックスに対して)実装できます。

execute calculation appname.dbname.calcname with runtimesubvars ‘ess_sandbox_mbr=sb0;’;