このユース・ケースでは、ドリル・スルー・レポートで複数セルおよび複数領域を使用する機能について説明します。
前提条件: 最新バージョンのSmart ViewおよびEssbase。
複数のセルまたはセル範囲を選択して、マージされた結果をドリル・スルーで確認できます。 選択は、再帰的、非再帰的、レベル0、連続または非連続のいずれかです。
既存の単一セルのドリル・スルー・レポートがある場合、レポートでの変更は不要です。 それらは、単一の選択および複数セルと複数範囲の選択で引き続き動作します。
ドリル・スルーは、データ・ソース問合せにフィルタ条件および“WHERE”句を生成する列マッピングによって異なります。
生成(再帰的)マッピングを使用する場合、選択したメンバーのすべての子孫が含まれます。たとえば、Qtr1はJan、FebおよびMarのセルを含みます。
レベル0 (不規則階層)マッピングを使用する場合、選択したメンバー階層のすべてのリーフレベル・メンバーが含まれます。
接続およびデータ・ソースを作成した後、Smart Viewでドリル可能セルまたは領域を表示するためのレポート列、およびキューブ・エンティティに対するデータ・ソース列のマッピングを指定します。
複数セル・ドリル・スルーを使用する場合、次の例の列BのB3、B4など、Excelで連続セルを選択します。
複数領域ドリル・スルーを使用する場合、複数セルの複数の非連続領域を選択します。 次の例では、B3+B4+B5、B7+B8+B9およびB11+B12+13を選択します。
[Ctrl]キーを押しながら選択して、Excelで複数の非連続領域を選択します。 例では、選択によって、四半期の合計を除く9月までのすべての月の詳細レポートが示されます。
任意の親または階層から複数範囲を選択できます。
複数セルまたは複数領域を選択し、Smart ViewのEssbaseリボンで「ドリルスルー」を選択すると、選択に対して使用可能な関連するドリル・スルー・レポートのドロップダウン・リストが表示されます。 これらの既存のレポートは、選択したセルの交差に基づきます。
複数セル・ドリル・スルーのソート済データが必要な場合、ソートを使用してデータ・ソース問合せ自体を定義するか、レポート実行後にExcelのソートを使用できます。
複数領域ドリル・スルー・データはソートされないままです。 結果をExcelでソートできます。