ASODYNAMICAGGINBSO
Essbase構成設定ASODYNAMICAGGINBSOにより、ブロック・ストレージ(BSO)キューブで問合せにハイブリッド・モードを使用するかどうかを制御します。BSOの問合せのハイブリッド・モードでは、可能なときは常に、集約ストレージ(ASO)キューブの場合と同様に、効率的に問合せが実行されます。
ハイブリッド・モードは、デフォルトでBSO問合せに対して有効になっています(つまり、ASODYNAMICAGGINBSOは暗黙的にFULLに設定されます)。BSO計算スクリプトに対してハイブリッド・モードを有効にするには、アプリケーション構成でHYBRIDBSOINCALCSCRIPTも有効にする必要があります。
ASODYNAMICAGGINBSO構成設定は、ブロック・ストレージ(BSO)キューブにのみ適用されます。
構文
ASODYNAMICAGGINBSO [appname [dbname]] NONE | PARTIAL | FULL | ONLY
-
appname—推奨。問合せのハイブリッド・モードを適用するアプリケーションを指定します。
appnameの値を指定し、dbnameの値を指定しない場合、構成は指定したアプリケーションのすべてのキューブに適用されます。
構成を特定のキューブに対して有効にするには、アプリケーションとキューブを指定する必要があります。
-
dbname—推奨。appnameで指定したアプリケーション内の、ハイブリッド・モードを適用するキューブを指定します。
dbnameの値を指定し、appnameの値を指定しない場合、指定は無視されます。
-
NONE—BSOキューブで問合せのハイブリッド・モードを無効にします。
-
PARTIAL—演算子
*
、/
および%
を除き集計演算子+
、-
および~
に基づいて、単純なアウトライン式にのみハイブリッド・モードを有効にします。式は、引き続き非ハイブリッド・モードで計算されます。 -
FULL—問合せおよび式の計算にハイブリッド・モードを有効にします。これは、Essbase 21cでの新しいBSOキューブのデフォルト・モードです。有効にした場合、ハイブリッド・モードはサポートされている関数のいずれかを使用したメンバー式に有効です。サポートされている関数とサポートされていない関数のリストは、ハイブリッド・モードでサポートされている関数を参照してください。
-
ONLY—FULLと同じですが、問合せがハイブリッド・モードでサポートされていない場合は、デフォルトで非ハイブリッド・モードになるのではなく、エラーが返されます。ハイブリッド・モードにキューブを移行している間に、これがテスト目的で役立つ場合があります。
ノート:
ASODYNAMICAGGINBSOが現在のアプリケーションに対して構成されておらず、アプリケーションがハイブリッド・モードを必要とする機能を使用する場合、Essbaseは暗黙的にASODYNAMICAGGINBSOをONLYに設定します。
例
ASODYNAMICAGGINBSO Sample PARTIAL
関連項目
高速分析処理のハイブリッド・モードの採用に関する項。
ブロック・ストレージ・キャッシュのサイズを管理する場合は、MaxL文alter application set cache_sizeおよびquery application get cache_sizeに関する項。