ASODYNHIERASAGG

Essbase構成設定ASODYNHIERASAGGは、集約ストレージ(ASO)階層内の一部の上位レベルのメンバーを、数式として計算するのではなく集約するかどうかを制御します。

ASODYNHIERASAGG構成はASOキューブにのみ適用されます。この設定をオンにすると、動的階層を持つASOキューブの問合せパフォーマンスが向上します。

構文

ASODYNHIERASAGG [appname] OFF | ON
  • appname - オプション。ハイブリッド・モードを使用するアプリケーションを指定します。

  • OFF—これがデフォルトです。

  • ON—条件を満たしたときに、集約ストレージ階層内の上位レベルのメンバーを集約します。

条件

ASODYNHIERASAGGがONの場合、動的階層(または完全に動的なディメンション)メンバーは、そのメンバーに次のすべてが当てはまる場合、数式として計算されるのではなく、集約されます:

  • 勘定科目ディメンションに属していない

  • タイプ指定されたメジャー・ディメンションに属していない

  • 数式を持っていない

  • 動的時系列メンバーでない

  • 解決順が0である

  • すべての子が、+、~または^のいずれか1つの演算子のみを持っている

  • すべての統合子(~または^演算子しかないものではありません)が集約できる

ノート

  • 動的階層/ディメンションがアウトラインの最後のものでない場合、解決順が異なり、結果が異なる場合があります。

  • メンバーが共有メンバーの場合、かわりにそのプロトタイプが分析されます。

  • メンバーがラベルのみのメンバーである場合、その最初の子がかわりに分析されます。

ASODYNHIERASAGG ON