AUTOMERGE
AUTOMERGE構成設定は、Essbase集約ストレージ(ASO)データベースへのデータ・ロード時に増分データ・スライスが自動的にマージされるかどうかを指定します。
AUTOMERGE構成はASOデータベースにのみ適用され、ブロック・ストレージ(BSO)データベースには適用されません。
構文
AUTOMERGE ALWAYS | NEVER | SELECTIVE
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ALWAYS—集約ストレージ・データベースへのデータ・ロード時に増分データ・スライスを自動的にマージすることを指定します。デフォルトでは、マージは、4つの連続した増分データ・スライスごとに1回実行されます。ただし、AUTOMERGEMAXSLICENUMBER構成設定を使用する場合、自動マージ・プロセスは、AUTOMERGEMAXSLICENUMBER値を超えたときにアクティブ化されます。
増分データ・スライスのサイズは、どれをマージするかを選択する際に重要ではありません。
デフォルト値はALWAYSです。
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NEVER—集約ストレージ・データベースへのデータ・ロード時に増分データ・スライスを自動的にマージしないことを指定します。
手動で増分データ・スライスをマージするには、alter database MaxL文でmerge句を使用します。
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SELECTIVE—AUTOMERGEMAXSLICENUMBER構成設定で指定した増分データ・スライスの数を超えたときに、増分データ・スライスの自動マージ・プロセスをアクティブ化する場合に指定します。データ・ロードの増分データ・スライスの数がAUTOMERGEMAXSLICENUMBERの値を超えない場合、自動マージ・プロセスはアクティブ化されません。
例
AUTOMERGE SELECTIVE
AUTOMERGEMAXSLICENUMBER構成設定の値が、増分データ・スライスを自動的にマージするプロセスをアクティブ化するかどうかを決定することを指定します。