CALCNOTICE
CALCNOTICE構成設定を使用すると、SET NOTICE計算コマンドのHIGH、DEFAULTおよびLOW値に対してEssbaseが生成する通知の数をカスタマイズできます。SET NOTICEは、計算の進行状況に関する完了通知を表示します。
CALCNOTICE構成は、ブロック・ストレージ(BSO)データベースにのみ適用され、集約ストレージ(ASO)データベースには適用されません。
構文
CALCNOTICEHIGH | CALCNOTICEDEFAULT | CALCNOTICELOW n
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CALCNOTICEHIGH-完了通知数が最大となるレベル。
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CALCNOTICEDEFAULT—完了通知数がデフォルトのレベル。
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CALCNOTICELOW-完了通知数が最小となるレベル。
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n—各レベルの整数値。計算時に設定された間隔で表示される通知の数を示します。デフォルトは10です。
説明
CALCNOTICEは、SET NOTICE計算コマンドの各3レベルの値を定義します。
SET NOTICE HIGH | DEFAULT | LOWは、計算時の完了通知を生成します。完了通知の頻度および数は、指定されたレベルによって異なります。
通知の間隔は概算です。Essbaseは、すでに計算したデータ・ブロックの数をキューブ内の使用可能なデータ・ブロックの合計数のパーセンテージとして取得することにより、間隔を測定します。
部分的な計算およびキューブを複数回通過した計算の場合、完了通知の間隔は概算です。
ノート
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完了通知の間隔は概算です。
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完了通知は、非常に小さなキューブで使用される場合を除いて、計算のパフォーマンスを大幅に下げることはありません。
例
次の構成を適用した場合:
CALCNOTICEHIGH 50
CALCNOTICEDEFAULT 20
CALCNOTICELOW 5
計算スクリプトのSET NOTICEコマンドを使用すると、次のような結果になります:
SET NOTICE HIGH;
50件の完了通知を2%の間隔で表示します。
SET NOTICE DEFAULT;
20件の完了通知を5%の間隔で表示します。
SET NOTICE LOW;
5件の完了通知を20%の間隔で表示します。
関連項目
SET NOTICE (計算コマンド)に関する項