INPLACEDATAWRITE
インプレース・データ書き込みは、更新が発生したときに、データ・ブロックの圧縮サイズがディスクの元の場所に適合すれば、データ・ブロックを同じ場所に書き込むことができます。
インプレース・データ書き込みは、データの断片化を減らし、Essbaseキューブの頻繁な再構築の必要性を減らします。これは、頻繁なインデックス更新の必要性も減らし、その結果、パフォーマンスが改善します。
INPLACEDATAWRITE構成設定は、新しいディスクの場所を必要とするブロック更新のかわりにインプレース・データ書込みを有効または無効にします。
この構成は、ORACLEHARDWAREACCELERATIONがtrueの場合にのみ使用します。
INPLACEDATAWRITE構成は、ブロック・ストレージ(BSO)データベースにのみ適用され、集約ストレージ(ASO)データベースには適用されません。
構文
INPLACEDATAWRITE [appname [dbname]] TRUE|FALSE
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appname - オプション。指定した場合、この設定は指定したアプリケーションにのみ適用されます。指定しない場合、この設定はすべてのアプリケーションに適用されます。
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dbname—オプション。appnameで指定したアプリケーション内で、データベース(キューブ)を指定します。dbnameの値を指定し、appnameの値を指定しない場合、指定は無視されます。
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TRUE—ORACLEHARDWAREACCELERATIONがtrueの場合、インプレース・データ書き込みは有効になっています。これはデフォルトです。
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FALSE—インプレース・データ書き込みは無効になっています。
例
INPLACEDATAWRITE Sample Basic FALSE