問合せロギングのサンプル出力
次のEssbaseサンプル問合せログ出力セグメントは、ログ設定がログ・ファイルにどのように表示されるかの例を示しています。
この例では、ログ設定により、製品のすべてのメンバーがログに記録され、市場の世代2のメンバーが世代番号でログに記録されることを示しています。ログ形式はクラスタで、ログ・パスはC:\QUERYLOG\
です。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
- <root>
- <session>
<bootuptime>Wed Jul 23 15:27:26 2002</bootuptime>
- <logsettings>
- <dimensions>
- <logdim name="Product">
- <logdim name="Market">
<spec>GENERATION 2</spec>
</logdim>
</dimensions>
- <othersettings>
<logformat>cluster</logformat>
<logpath>C:\QUERYLOG\</logpath>
</othersettings>
</logsettings>
説明
問合せはユーザーの観点では、取得の単位です。ユーザーが問合せを認識する方法は、サーバーが問合せを分析し実行する方法とは異なります。ユーザーが単一の取得を実行しても、論理問合せを効率的に実行するために、サーバーは問合せを複数のサブ問合せに分割して実行します。したがって、実際は、ユーザーの観点では単一の問合せであっても、サーバーの観点では複数のサブ問合せから構成されていることがあります。これらのサブ問合せは問合せログに反映されます。
サンプル・クラスタ出力
次の例は、どのようにクラスタ形式で問合せがログに記録されるかを示しています。ユーザー名が問合せの実行日および問合せの開始時間とともにリストされます。各クラスタには、2つのディメンション・エントリが含まれています。最初のクラスタでは、製品ディメンションのメンバー100と200が問合せ済であることを示しています。2番目のクラスタでは、製品のメンバー300と市場の世代2が問合せ済であることを示しています。問合せの実行経過時間も提示されています。
<query>
<user>User1</user>
<time>Tue Aug 13 12:29:49 2002</time>
<subquery>
<cluster size="2">
<dim size="2">
<member>100</member>
<member>200</member>
</dim>
<dim size="1">
<member>Market</member>
</dim>
</cluster>
</subquery>
<subquery>
<cluster size="2">
<dim size="1">
<member>300</member>
</dim>
<dim size="2">
<member>Market</member>
<generation>2</generation>
</dim>
</cluster>
</subquery>
<elapsedtime>0.016 seconds</elapsedtime>
</query>
サンプル・タプル出力
次の例は、どのようにタプル形式で問合せがログに記録されるかを示しています。ユーザー名が問合せの実行日および問合せの開始時間とともにリストされます。製品の各メンバーが市場とともに表示されることに注意してください。可能なメンバーの各組合せが指定した問合せに対して表示されます。問合せの実行経過時間も提示されています。
<query>
<user>User1</user>
<time>Tue Aug 13 12:28:14 2002</time>
<subquery>
<tuples>
<tuple>
<member>100</member>
<member>Market</member>
</tuple>
</tuples>
</subquery>
<subquery>
<tuples>
<tuple>
<member>200</member>
<member>Market</member>
</tuple>
</tuples>
</subquery>
<elapsedtime>0.02 seconds</elapsedtime>
</query>