RENEGADELOG

RENEGADELOG構成設定では、Essbase集約ストレージ(ASO)データベースのレネゲード・メンバーにロードされたデータ値を記録できます。

RENEGADELOG構成はASOデータベースにのみ適用され、ブロック・ストレージ(BSO)データベースには適用されません。

デフォルトでは、Essbaseは、レネゲード・メンバーに対してロードされたデータを追跡するためのログ・ファイルを作成しません。RENEGADELOGをtrueに設定すると、EssbaseはEssbaseログ・ディレクトリにログ・ファイルを作成します。ログ・ファイル名は、SQL以外のデータ・ロードの場合はrenDataload_<filename>_<timestamp>.log、SQLベースのデータ・ロードの場合はrenDataload_SQL_<timestamp>.logです。

ログ・ファイルには、レネゲード・メンバーに対してロードされたデータ値が記録されます。レネゲード・メンバーが有効なディメンションに対して指定したデータ・ロードの複数のメンバーが欠落している場合、ログ・ファイルには1つの値しかリストされません。残りの欠落しているデータ値の情報がコメントに提示されます。

構文

RENEGADELOG [appname [dbname]] TRUE | FALSE

appname—アプリケーション名。TRUEまたはFALSE設定をアプリケーション内の1つまたはすべてのキューブに適用するためのオプションのパラメータ。appnameの値を指定し、dbnameの値を指定しない場合、設定は指定したアプリケーションのすべてのキューブに適用されます。アプリケーションを指定しない場合、キューブを指定できず、設定はEssbaseサーバー上のすべてのアプリケーションおよびキューブに適用されます。
dbname—データベース(キューブ)名。TRUEまたはFALSE設定を指定したアプリケーション内の指定したキューブに適用するためのオプションのパラメータ。dbnameの値を指定しない場合、設定は指定したアプリケーション内のすべてのキューブに適用されます。appnameが指定されていない場合、dbnameを指定することはできません。
TRUE—レネゲード・メンバーに対してロードされたデータを追跡するためのログ・ファイルを作成します。
FALSE—ログ・ファイルは作成しません。これがデフォルト値です。

例

RENEGADELOG TRUE