WALLETPATH
Essbaseの独立したデプロイメントで、WALLETPATH構成設定により、Oracleウォレットへのパスを指定して、アプリケーション・サーバーおよびクライアントに対してセキュアな(TLS/SSL)通信を有効にできます。
構文
WALLETPATH path
ここで、pathは、1,024未満の文字を含む完全修飾パスです。
デフォルトのpathは、<Essbase Config Path>/walletssl
です。
EssbaseがデプロイされているWebLogicクラスタのすべてのノードで構成を一貫したものにするには、ウォレット・パスを<Essbase Config Path>
のディレクトリに設定します。
Essbaseの<Essbase Config Path>
および他のディレクトリの場所の詳細は、Essbaseプラットフォームの環境の場所を参照してください。
Windows上で、環境変数をUNC (混合パス・タイプはサポートされていません)で指定した場合、Uniform Naming Convention (UNC)構文を使用してパスを指定できます。UNC構文は、\\ComputerName\SharedFolder\Resource
です。
説明
Oracleウォレットを設定するには、Oracle公開キー・インフラストラクチャ(PKI)コマンドライン・ツールorapkiが必要です。orapkiユーティリティを使用して、ウォレットおよび証明書失効リストなどの公開キー・インフラストラクチャ要素を管理します。次のディレクトリにあるorapkiのバージョンを使用する必要があります:
<ORACLE_HOME>/oracle_common/bin
ノート
セキュア・モード(TLS)の実装の詳細は、通信とネットワークの保護に関する項を参照してください。
例
WALLETPATH /scratch/oracle/user_projects/domains/essbase_domain/config/fmwconfig/essconfig/essbase/walletssl
WALLETPATH \\c\oracle\user_projects\domains\essbase_domain\config\fmwconfig\essconfig\essbase\walletssl