動的グループの作成

Oracle Cloud Infrastructureコンピュート・インスタンスの動的グループを作成し、ポリシーに関連付けます。一意の変更できない名前を動的グループに指定する必要があります。Oracleにより、一意のOracle Cloud ID (OCID)が割り当てられます。

次の手順は、アイデンティティ管理にOracle Identity Cloud Service (IDCS)を使用するOCIテナンシ用です。

IDCSではなくIAMを使用してOCIテナンシで新しいクラウド・デプロイメントを開始する場合は、デフォルトのアイデンティティ・ドメインを使用するのではなく、Essbaseの一意のアイデンティティ・ドメインを作成してください。このドメイン内に動的グループを作成します。この動的グループでは、IDCSについて後述するのと同じルールを設定します。

テナンシで使用されているアイデンティティ管理がわからない場合は、クラウド・アイデンティティに関して使用するドキュメントを参照してください。

  1. Oracle Cloud Infrastructureコンソールで、「ガバナンスと管理」セクションの左側のアイコンに移動し、「アイデンティティ」「動的グループ」の順にクリックします。
  2. 「動的グループの作成」をクリックします。
  3. 動的グループの名前を入力します。後で使用するため、名前を書き留めます。
  4. 説明を入力します(オプション)。
  5. 「一致ルール」セクションで、「ルール・ビルダーの起動」をクリックしてルールを定義します。
  6. 「次のルールに一致するインスタンスを追加します。一致で考慮するルール」で、オプション「次のいずれかのルール」を選択し、複数のルールがある場合に動的グループのブロード・アクセスを可能にします。もう1つのオプション「次のすべてのルール」を使用すると、複数のルールが指定されている場合、特定のコンパートメントとインスタンスの組合せを動的グループで処理できるようになります。
  7. 「一致ルールの作成」ダイアログで、リソースを選択します。ATTRIBUTEフィールドで、オプション「次のコンパートメントID内のインスタンスと一致」を選択します。「値」フィールドで、Essbaseスタックの作成時にコンパートメントに関して書き留めたコンパートメントIDを貼り付けます。このオプションを使用すると、そのコンパートメント内のインスタンスはすべて、この動的グループを使用して動作するようになります。もう1つのオプション「次のIDのインスタンスと一致」では、1つのインスタンスIDのみと一致することを指定します。
  8. 「ルールの追加」をクリックします。
  9. タグを入力して(オプション)、テナンシ内のリソースを編成および追跡します。
  10. 「動的グループの作成」をクリックします。

動的グループの詳細は、動的グループの管理を参照してください。