DATAEXPORTCOND

EssbaseDATAEXPORTCOND計算コマンドは、エクスポート出力ファイルに含める、または"#NoValue"としてマークするエクスポート・レコードを選択する値条件を指定します。

構文

DATAEXPORTCOND "conditionExpression" ReplaceAll;

パラメータ

conditionExpression

論理ANDまたはORで区切られた1つ以上の条件。各条件は、指定した値または別のメンバーの値に対し、値が等しい(=)、大なり(>)、以上(>=)、未満(<)、以下(<=)のメンバー名を指定します。この例は、"Sales" > 500 AND "Ending Inventory" < 0です。

条件リストは左から右に向かって処理されます。したがって、cond1の結果が最初に計算され、次に演算子(ANDまたはOR)がcond2に対して計算され、同様に続きます。条件の処理中に、結果の条件がfalseであることが判明した場合、レコード全体が出力ファイルから省略されます。

ReplaceAll

エクスポートされたレコードをレコードの初期エクスポート・セットから除外するか、含めるものの、"#NoValue"としてマークするかを示すキーワード。レコードの初期エクスポート・セットは、データ・エクスポートに適用されるFIXコマンドとSETコマンドによって定義されたリージョンによって決定されます。

  • ReplaceAllが指定されないと、指定した条件を満たす初期エクスポート・セット内のレコードのみがエクスポートされます。

  • ReplaceAllを指定すると、初期エクスポート・セット内のすべてのレコードがエクスポートされますが、ANDおよびORの指定は無視されます。指定した条件のどれも満たさないすべてのフィールドは、#NoValueとしてマークされます。

ノート

DATAEXPORTCONDを使用して、フィールド値に基づいてエクスポートされるレコードを識別する条件を指定します。条件が、数値と比較されるメンバーを指定できるか、別のメンバーと比較されるメンバーを指定できるかは、出力の行または列要素であるメンバーによって異なります。2次元ファイル内の多次元データを表すために、1つの密ディメンションのメンバーが列になります。他の密ディメンションとスパース・ディメンションのメンバーの組合せによって、行が作成されます。SET DATAEXPORTOPTIONS計算コマンドのDataExportColHeaderオプションを使用して、列を定義するディメンションを指定できます。

  • 条件が列メンバーに配置された場合、指定したメンバーの値は、特定の値(Sales > 500など)または同じエクスポート・レコードの別のメンバーの値(Sales < Costなど)と比較できます。

  • 条件が行メンバーに配置された場合、指定したメンバーの値は、特定の値(Cost < 500など)とのみ比較できます。

ReplaceAllを使用しない

SET DATAEXPORTOPTIONS 
  { 
  DataExportLevel "ALL"; 
  };
DATAEXPORTCOND (Actual >= 2 AND Sales > 2000 OR COGS > 600);
FIX("100-10","East");
 DATAEXPORT "File" "," "E:\temp\2222.txt";
ENDFIX;

SET DATAEXPORTOPTIONSコマンドとFIX…ENDFIXコマンドのDataExportLevelオプションを介して初期エクスポート・ファイルの内容を設定します。DATAEXPORTCONDコマンドは、Actualの値が2以上であり、Salesが2000を超える場合、またはActualの値が2以上であり、COGSが600を超える場合に含めるレコードを指定します。条件は、Actual列、Sales列、COGS列で指定されます。エクスポートされたデータには、条件を満たすレコードのみが含まれます。サンプル出力は次のとおりです。

"Sales","COGS","Marketing","Payroll","Misc","Opening Inventory","Additions","Ending Inventory"
"100-10","East"
"Jun","Actual",2205,675,227,177,2,3775,2028,3598
"Jul","Actual",2248,684,231,175,2,3598,1643,2993
"Sep","Actual",2012,633,212,175,4,2389,1521,1898
"Jun","Budget",2070,620,180,120,#Mi,2790,1700,2420
"Jul","Budget",2120,620,180,120,#Mi,2420,1400,1700
"Aug","Budget",2120,620,180,120,#Mi,1700,1400,980

ReplaceAllを使用する

SET DATAEXPORTOPTIONS
{
DataExportLevel "ALL";
DATAEXPORTOVERWRITEFILE ON;
};
DATAEXPORTCOND (Actual >= 2 AND Sales > 2000 OR COGS > 600) ReplaceAll;
FIX("100-10","East");
DATAEXPORT "File" "," "E:\temp\2222.txt";
ENDFIX;

前の例と同じ条件を使用しますが、"ReplaceAll"をDATAEXPORTコマンドに含めると、エクスポートされたデータに、FIXコマンドで指定したすべてのレコードが含まれます。#NoValueが、指定した条件を満たさないフィールドに挿入されます。サンプル出力は次のとおりです。

"Sales","COGS","Marketing","Payroll","Misc","Opening Inventory","Additions","Ending 
Inventory" "100-10","East" "Jan","Actual",#NoValue,#NoValue,199,175,2,4643,1422,4253 
"Feb","Actual",#NoValue,#NoValue,196,175,3,4253,1413,3912 
"Mar","Actual",#NoValue,#NoValue,199,175,3,3912,1640,3747 
"Apr","Actual",#NoValue,606,204,177,3,3747,1824,3701 
"May","Actual",#NoValue,622,210,177,4,3701,2023,3775 
"Jun","Actual",2205,675,227,177,2,3775,2028,3598 
"Jul","Actual",2248,684,231,175,2,3598,1643,2993 
"Aug","Actual",2245,684,231,175,#NoValue,2993,1641,2389 
"Sep","Actual",2012,633,212,175,4,2389,1521,1898 
"Oct","Actual",#NoValue,#NoValue,196,175,3,1898,1535,1677 
"Nov","Actual",#NoValue,#NoValue,192,175,#NoValue,1677,1584,1553 
"Dec","Actual",#NoValue,#NoValue,200,175,2,1553,1438,1150 
"Jan","Budget",#NoValue,#NoValue,160,120,#Mi,4490,1100,3900 
"Feb","Budget",#NoValue,#NoValue,160,120,#Mi,3900,1200,3460 
"Mar","Budget",#NoValue,#NoValue,160,120,#Mi,3460,1400,3170 
"Apr","Budget",#NoValue,#NoValue,150,120,#Mi,3170,1500,2920 
"May","Budget",#NoValue,#NoValue,160,120,#Mi,2920,1700,2790 
"Jun","Budget",2070,620,180,120,#Mi,2790,1700,2420 
"Jul","Budget",2120,620,180,120,#Mi,2420,1400,1700 
"Aug","Budget",2120,620,180,120,#Mi,1700,1400,980 
"Sep","Budget",#NoValue,#NoValue,150,120,#Mi,980,1300,390 
"Oct","Budget",#NoValue,#NoValue,110,70,#Mi,390,1180,110 
"Nov","Budget",#NoValue,#NoValue,150,120,#Mi,110,1460,60 
"Dec","Budget",#NoValue,#NoValue,150,120,#Mi,60,1300,-260