関数パラメータ

Essbase計算関数で使用される一般的なパラメータは次のとおりです。IF、THEN、ELSE、RETURNなどのキーワードでもあるメンバー名は、引用符で囲む必要があります。ベスト・プラクティスは、メンバー名を常に引用符で囲むことです。

表3-1 関数パラメータ

パラメータ 説明
attDimName 単一属性ディメンション名仕様。
@WITHATTR(Ounces,"<",16)
attMbrName 単一属性メンバー名仕様。
@ATTRIBUTE(Can)
@ATTRIBUTEVAL(Ounces)
@WITHATTR("Pkg Type","= =",Can)
dimName 単一ディメンション名仕様。
@CURLEV(Accounts)
@CURGEN(Year)
@PARENT(Measures,Sales)
expList メンバー名、変数名、関数、および数式のカンマ区切りのリスト。これらはすべて数値を返します。
@MAX(Jan,Feb,100,Apr-May)
@MIN(Oct:Dec)
@COUNT(SKIPNONE,@RANGE(Sales,@CHILDREN(Product)))
expression Essbase内で有効であり、計算時に数値を返す算術式または数式。このの定義には、numDigitsgenerationlevelなどのパラメータと、rateMbrConstlifeMbrConstなどの財務グループの関数のその他の類似のパラメータも含まれます。
@ABS(Actual-Budget)
@ROUND(Sales / 10.0 + 100)
genLevName 世代またはレベル名仕様。
@DESCENDANTS(Market,Regions)
@RELATIVE(Qtr1,Month)
genLevNum 世代またはレベルの数を定義する整数値。正の整数は世代番号を表します。0または負の整数はレベル番号を表します。
@ANCESTORS(Sales,-2)
@SANCESTVAL(Product,2,Sales)
mbrList メンバーのカンマ区切りリスト。
@ISMBR(New_York,Boston,Chicago)
mbrName 任意の有効な単一メンバー名かメンバーの組合せ、または単一メンバーかメンバーの組合せを返す関数。この定義には、balanceMbrNamecostMbrcashflowMbrなどの財務グループの関数の類似のパラメータも含まれます。
@GEN(Actual)
@CHILDREN(Product)
@MAXRANGE(@ANCESTORS(Qtr4),Jan:Dec)
単一のメンバー名を予期する関数(@DESCENDANTSや@CHILDRENなど)の場合、メンバーの組合せが指定されると、Essbaseは組合せの最初のメンバーを使用します。たとえば、mbrNameがUtah->Salesの場合、EssbaseはUtahを使用します。
n 正または負の整数値。
@NEXT(2,Jan:Dec)
@SHIFT(3)
propertyName ディメンション・プロパティ名。
@PROPERTY(Market,Size)
@ISPROPERTY([Market].[New York],Size,Medium)
propertyValue オプション。メンバー・プロパティ値。この値は、propertyNameで指定したディメンション・プロパティのデータ型と一致する必要があります。
@PROPERTY(Market,Size,Medium)
@PROPERTYBVAL(“New York”,Color)
rangeList 有効なメンバー名、メンバー名のカンマ区切りリスト、メンバー・セット関数、および同じディメンションからの範囲関数。rangeListがオプションであり、指定されていない場合、Essbaseは時間としてタグ付けされたディメンションのレベル0メンバーを使用します。時間としてタグ付けされたディメンションがなく、このパラメータが省略されている場合、Essbaseは構文エラーを報告します。このrangeListの定義には、mbrListも含まれます。
@ACCUM(Q189:Q491)
@MAXRANGE(Sales,@CHILDREN(Qtr1))
tag 最初、最後、平均、費用、2パスなど、現在のデータベースで定義されている有効なアカウント・タグ。
@ISACCTYPE("EXPENSE")

タグがメンバー名でなく文字列として確実に解決されるようにするには、タグを引用符で囲みます。

XrangeList

rangeListに似ていますが、ディメンション間メンバーをサポートします。

同じディメンションからのメンバー・リストを返す有効なメンバー名、メンバー名のカンマ区切りリスト、ディメンション間メンバー、またはメンバー・セット関数か範囲関数(@XRANGEを含む)。XrangeListが指定されていない場合、Essbaseは、時間としてタグ付けされたディメンションのレベル0メンバーを使用します。

範囲リスト・パラメータも参照してください。