LOOP...ENDLOOP

EssbaseのLOOP...ENDLOOP計算コマンド・ブロックは、計算の反復回数を指定します。LOOP文とENDLOOP文の間のすべてのコマンドは、指定した回数だけ実行されます。

構文

LOOP (integer, [break])COMMANDS ;
ENDLOOP

パラメータ

integer

ループ・ブロックに含まれるコマンドを実行する回数を示す整数定数。

break

ループの反復プロセスを中断するために使用されるオプションのパラメータ。breakは、一時変数(VAR)の名前である必要があります。ループの実行中に変数の値を1に設定すると、次の反復の開始時にループが中断します。

COMMANDS

LOOPの間に実行するコマンド。

ノート

LOOPは、繰り返し実行するコマンドのブロックを定義するブロック・コマンドです。FIXコマンドと同様に、必要に応じてLOOP文をネストできます。

ENDLOOPコマンドで、LOOPコマンド・ブロックを終了します。このコマンドでLOOPブロックが終了し、LOOPブロック内のコマンドの後、他のコマンドの前に発生します。

例

この例では、LOOPコマンドはProfitとCommissionの解を見つけます。ProfitとCommissionは相互依存であるため、この演算はループとして実行されます。Commissionを評価するにはProfitが必要であり、Profitを計算するにはCommissionが必要です。このように、この例は、連立方程式を解くためのモデルを提供します。

FIX("New York",Camera,Actual,Mar)
   LOOP(30)
      Commission = Profit * .15;
      Profit = Margin - "Total Expenses" - Commission;
   ENDLOOP;
ENDFIX