MDXカスタム・プロパティ

EssbaseのMDXは、属性プロパティ、UDAプロパティ、別名表名プロパティの3種類のカスタム・プロパティをサポートしています。

属性プロパティは、アウトラインの属性ディメンションによって定義されます。Sample Basicデータベースでは、[Pkg Type]属性ディメンションは、Productディメンションのメンバーのパッケージ特性を記述します。この情報は、プロパティ名[Pkg Type]を使用してMDXで照会できます。

属性プロパティは、特定のディメンションおよび各ディメンションの特定のレベルに対してのみ定義されます。たとえば、Sample Basicアウトラインでは、[Ounces]はProductディメンションのメンバーに対してのみ定義された属性プロパティであり、このプロパティは、Productディメンションのレベル0メンバーに対してのみ有効な値を持ちます。[Ounces]プロパティは、Marketなどの他のディメンションには存在しません。Productディメンションのレベル0以外のメンバーの[Ounces]プロパティはNULL値です。アウトラインの属性プロパティは、そのアウトラインの属性ディメンションの名前で識別されます。

カスタム・プロパティにはUDAも含まれます。たとえば、[Major Market]は、Marketディメンション・メンバーで定義されたUDAプロパティです。[Major Market] UDAがメンバーに定義されている場合はTRUE値を返し、それ以外の場合はFALSEを返します。

カスタムの別名表名プロパティを使用すると、出力で返される各メンバーが使用する別名表名を問い合せられます。