@PREVSIBLING

Essbaseの@PREVSIBLING計算関数は、指定されたメンバーの前の兄弟(すぐ左の兄弟)を文字列として返します。

この関数呼出しをパラメータとして、メンバーのリストを必要とする別の関数に渡すには、それを@MEMBER関数呼出し内にラップする必要があります。

構文

@PREVSIBLING(mbrName)

パラメータ

mbrName

すべての有効な単一メンバー名、または単一メンバーを返す関数。

ノート

  • ディメンション間演算子(->)を使用して指定したメンバーの組合せ内で呼び出す場合は、この関数を@MEMBER関数内でラップする必要があります。たとえば、@MEMBER(@PREVSIBLING("FY19"))->"A1"は正しい使用方法です。

  • この関数は、指定したメンバーを除外します。指定したメンバーが最初の兄弟である場合、Essbaseは空の文字列を返します。

すべての例は、Sample.Basicキューブに基づいています。次の例は、100-10 (100-20の前の兄弟)を返します。@SHIFTSIBLING("100-20",-1)関数は、同じ結果を返します:

@PREVSIBLING("100–20")

次の例は、100 (200の前の兄弟)を返します:

@PREVSIBLING("200")

次の例では、100-10には前の兄弟がないため、空のリストを返します:

@PREVSIBLING("100–10")

次の例では、同じレベルにEastの前の兄弟がないため、空のリストを返します:

@CHILDREN(@MEMBER(@PREVSIBLING("East")))