SET CALCPARALLEL

EssbaseSET CALCPARALLEL計算コマンドは、デフォルトのシリアル計算のかわりに並列計算を有効にします。

有効である場合、Essbaseは、計算の各パスを分析して、並列計算が可能かどうかを判断します。可能でない場合、Essbaseはシリアル計算を使用します。

この設定は、デフォルトの問合せ処理モードであるハイブリッド集約モードではサポートされていません。

構文

SET CALCPARALLEL n;

パラメータ

n

並列計算に使用できるスレッドの数を指定する、1から128までの整数の必須パラメータ。デフォルト値はシリアル計算を指定します。パラレル計算は行われません。値1から128は、1個から128個までのスレッドでの並列計算を指定します。値0は、シリアル計算を指定します。0未満の値はエラーを返します。最大値より大きい値は、最大値(128)として解釈されます。

ノート

  • 特定の計算パスに動的メンバーに応じてメンバーが格納されている場合、Essbaseはハイブリッド集約モードを使用します。この場合、SET CALCPARALLELは無視され、計算はシリアルで実行されます。または、ハイブリッド集約モードでサポートされているFIXPARALLELを使用することもできます。
  • DATACOPY、DATAEXPORT、CLEARBLOCKコマンドを使用する必要がある場合は、このコマンドのかわりに、FIXPARALLEL...ENDFIXPARALLELを並列計算に使用します。
  • 多くの機能は、並列計算の影響を受けます。これらの効果のリストと、Essbaseが並列計算を実行する方法の詳細は、CALCPARALLEL並列計算ガイドラインを参照してください。

SET CALCPARALLEL 3;

最大3つのスレッドを使用して、同時に計算タスクを実行できるようにします。