SET NOTICE

SET NOTICE計算コマンドは、計算中に一定間隔で完了通知を表示することにより、Essbase計算の進行状況をモニターします。通知の数は、指定したレベルによって異なります。

構文

SET NOTICE HIGH | DEFAULT | LOW;

パラメータ

HIGH、DEFAULT、LOW

完了通知の頻度と数を定義するレベル。

CALCNOTICE構成設定を使用してHIGH、DEFAULTおよびLOWの値を設定できます。CALCNOTICEでDEFAULTの値を設定しないと、Essbaseでデフォルト値10が使用され、計算中に10%間隔で10個の完了メッセージが表示されます。

ノート

  • 通知の間隔は概算です。Essbaseは、データベース内の可能なデータ・ブロックの総数のパーセンテージとしてすでに計算されているデータ・ブロックの数を取得することにより、間隔を測定します。たとえば、10,000個の可能なブロックがあり、5回の通知を指定した場合、Essbaseは、計算が約2000、4000、6000、8,000、10,000個のブロックに到達したときに通知します。ただし、1,000個から4,000個のブロックのみが存在する場合、Essbaseは2回の通知のみを表示します。

  • 部分的な計算およびデータベースを複数回通過する計算の場合、完了通知の間隔は非常に概算です。

  • 完了通知は、非常に小さなデータベースで使用される場合を除いて、計算パフォーマンスを大幅に低下させることはありません。

次の設定が構成されている場合:

CALCNOTICEHIGH  50
CALCNOTICEDEFAULT  20
CALCNOTICELOW   5

次のようになります:

SET NOTICE HIGH;

2%間隔で50件の完了通知が表示されます。

SET NOTICE DEFAULT;

5%間隔で20件の完了通知が表示されます。

 
SET NOTICE LOW;

20%間隔で5件の完了通知が表示されます。