StrToMbr

EssbaseのMDX StrToMbr()関数は、文字列をメンバー名に変換します。

構文

StrToMbr ( string [, dimension ] [, MEMBER_NAMEONLY | alias_table_name ] )

パラメータ

string

入力文字列。

dimension

オプションのディメンション仕様。使用する場合、このディメンションで見つかったメンバー名のみが返されます。

MEMBER_NAMEONLY

オプション。見つかったメンバー名からのみメンバー名を作成します(別名は含まれません)。デフォルトでは、メンバー名とすべての別名が検索されます。

alias_table_name

オプション。見つかった別名の文字列からのみメンバー名を作成します。デフォルトでは、メンバー名とすべての別名が検索されます。

ノート

メンバー・プロパティをStrToMbrへの入力として使用することもできます。これらのプロパティには、MEMBER_NAME、MEMBER_UNIQUE_NAME、MEMBER_ALIAS、ANCESTOR_NAMES、COMMENTSが含まれます。例:

SELECT {StrToMbr(Sales.MEMBER_NAME)} ON COLUMNS
FROM Sample.Basic

次のMDX問合せは、CAを返します:

SELECT
 { StrToMbr("CA" , [Geography], "Default") } 
ON COLUMNS,
 Children([High End Merchandise]) 
ON ROWS
FROM Asosamp.Basic

"Quarter1"は別名であるため、次のMDX問合せでは何も返されません:

SELECT
 { StrToMbr("Quarter1" , [Year], MEMBER_NAMEONLY) } 
 DIMENSION PROPERTIES [YEAR].[MEMBER_ALIAS] 
ON COLUMNS,
 Children([100]) 
ON ROWS
FROM Sample.Basic

次のMDX問合せは、Qtr1を返します:

SELECT
 { StrToMbr("Qtr1" , [Year], MEMBER_NAMEONLY) } 
 DIMENSION PROPERTIES [YEAR].[MEMBER_ALIAS] 
ON COLUMNS,
 Children([100]) 
ON ROWS
FROM Sample.Basic

次のMDX問合せは、Qtr1を返します。これは、"Quarter1""Long Names"別名表内にあるためです:

SELECT
 { StrToMbr("Quarter1" , [Year], "Long Names") } 
 DIMENSION PROPERTIES [YEAR].[MEMBER_ALIAS] 
ON COLUMNS,
 Children([100]) 
ON ROWS
FROM Sample.Basic