TupleRange

EssbaseのMDX TupleRange()関数は、同じレベルの2つのタプル間(両端を含む)のタプルの範囲を返します。範囲は、引数のレベルを識別し、結果セットをプルーニングして、引数のタプルと、アウトラインの順序でそれらの間にあるタプルのみを含めることによって作成されます。

構文

TupleRange ( tuple1, tuple2 )

パラメータ

tuple1

範囲の開始を示す最初の入力タプル。

tuple2

範囲の終わりを示す2番目の入力タプル。

ノート

  • TupleRangeは、Essbase計算機言語の@XRANGE関数と同じ目的を果たします。

  • 2つの入力タプルは、例のように同じディメンションである必要があり、両方の入力タプルの形式は([Year],[Month])です。

TupleRangeは、2つの時間ディメンションがある場合に役立ちます。たとえば、次の式は、2005年5月から2006年2月までの月の範囲の値を平均します。

AVG (
  TUPLERANGE(
    ([2005], [Mar]), ([2006], [Feb])
  )
)

値は、次の範囲で平均化されます。

{([2005], [Mar]), 
 ([2005], [Apr]), 
 ([2005], [May]), 
 ([2005], [Jun]), 
 ([2005], [Jul]), 
 ([2005], [Aug]), 
 ([2005], [Sep]), 
 ([2005], [Oct]), 
 ([2005], [Nov]), 
 ([2005], [Dec]), 
 ([2006], [Jan]), 
 ([2006], [Feb])}