接続とデータソースを使用した外部データへのアクセス

外部ソース・データを使用してEssbaseキューブにデータまたはディメンションをロードする必要があるときに、効率的なオプションは、Essbaseで再利用可能な抽象概念として作成して保存した接続とデータソースを使用することです。

接続とデータソースにより、外部データ・ソースとEssbaseの間で効率的にネットワーク接続を確立できます。これを定義しておくと、Essbaseは外部ソースから簡単にデータを「プル」できるようになります。

接続には、外部サーバーとそのサーバーへのアクセスに必要なログイン資格証明に関する情報を保管します。

データソースは、接続とともに使用することで、Essbaseの内外に向かうデータ・フローを管理するために役立ちます。それぞれの外部データ・ソースを表すために、1つのデータソースを定義します。この外部データ・ソースはリレーショナル・システム、表、ファイルまたは別のキューブのいずれであるかは問いません。

次に、Essbaseで事前定義されている接続とデータソースに依存するロード・ルールに対する「SQLプロパティ」の例を示します。


「SQLプロパティ」ダイアログ。「プロパティ」オプションには、「データソース」が選択されています。「データソース」セレクタには、SpendDSという名前のデータソースがあります。編集不可の「サーバー」フィールドには、「REST;URL=LOCAL;DS=SpendDS」が表示されています。「問合せ」フィールドには、サンプルSQL問合せが示されています(select * FROM TABLENAME)。

初めて使用する場合は、ソースの操作に関する項を参照してください。