属性の式の計算
データベースの属性ディメンション・メンバーに対して特定の計算を実行できます。
たとえば、オンス単位の製品の1オンス当たりの収益性を計算するには、計算式で@ATTRIBUTEVAL関数を使用します。Sample.BasicデータベースのMeasuresディメンションのRatios分岐には、Profit per Ounceというメンバーが含まれています。このメンバーに対する式は、次のとおりです。
Profit/@ATTRIBUTEVAL(@NAME(Ounces));
EssbaseはProductsディメンションを一巡して次の計算を実行します。
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Ounces属性ディメンションのメンバーに関連付けられている基本メンバーごとに、@ATTRIBUTEVAL関数によって、数値属性値(たとえば、Ouncesの下のメンバー12に対して12)が戻されます。文字列Ouncesは、@NAME関数で処理してから@ATTRIBUTEVAL関数に渡す必要があります。
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次に、Essbaseによって、Profitが@ATTRIBUTEVALの結果で除算されて、Profit per Ounceが計算されます。
計算式での属性の使用方法も参照してください。