アウトラインと同じ順序でのデータの配置

Essbaseブロック・ストレージ・データ・ロードのパフォーマンスを向上させるために、ソース・データをアウトライン内の疎ディメンションと同じ順序にすることができます。

この項は、集約ストレージ・データベースには適用されません。

インデックスは、アウトライン内の疎ディメンションと同じ順序で編成されます。データソース内の疎データの組合せをグループ化して、データソースをさらに最適化するには、疎ディメンションがアウトラインと同じ順序になるようにデータを配置します。

Essbaseでは、データ・ロードまたはその他の操作による要求に応じて、インデックスの一部がメモリーにページ・インおよびページ・アウトされます。ソース・データをインデックス内のエントリの順序に一致するように配置すると、インデックスのページングの必要性が少なくなるため、データ・ロードの速度が上がります。ページングが少なくなると、I/O操作が少なくなります。

インデックス・キャッシュ・サイズを使用して、メモリーにページ・インできるインデックスの量が決定されます。インデックス・キャッシュのサイズを調整すると、データ・ロードのパフォーマンスが向上する場合もあります。

ノート:

インデックス・キャッシュ・サイズが、メモリー内のインデックス全体を保持できるほど大きい場合は、データをアウトラインと同じ順序に配置してもデータ・ロードの速度には影響しません。