式での代替変数の使用
代替変数は、期間情報など、定期的に変化する情報のプレースホルダとして機能します。キューブ・アウトラインに適用するEssbase式の中で、代替変数を使用できます。
アウトラインが計算されると、Essbaseにより、代替変数はユーザーが代入した値に置き換えられます。Essbase WebインタフェースまたはMaxLを使用して、代替変数を作成したり、代替変数に値を代入できます。Essbase Webインタフェースを使用するには、代替変数の使用を参照してください。MaxLでは、alter database add variable文を使用します。
代替変数は、サーバー、アプリケーションおよびデータベース(キューブ)レベルで設定できます。Essbaseでは、計算スクリプトを実行しているアプリケーションおよびデータベースから、代替変数にアクセスできる必要があります。「情報を変更するための変数の実装」も参照してください。
式で代替変数を使用するには、アンパサンド(&
)に続けて代替変数名を入力します。
Essbaseでは、&
に続くテキスト文字列はすべて代替変数とみなされます。
たとえば、代替変数UpToCurrがJan:Junと定義されているとします。次の@ISMBR関数を条件付きテストの一部として使用できます:
@ISMBR(&UpToCurr)
Essbaseでは、アウトラインの計算時に、次のように代替変数が置き換えられます。
@ISMBR(Jan:Jun)
ノート:
新しいアウトライン・メンバーのために式で使用される代替変数は、アウトラインを保存するまで検証に合格しません。