標準的な手順での動的計算の使用方法

標準のEssbase手順で動的計算を使用すると、次のプロセスに影響を及ぼします。

  • データとデータブロックのクリア

    CLEARDATAは、動的計算メンバーのデータ値に対して効力を持ちません。

  • データのコピー

    動的に計算されるデータ値にはデータをコピーできません。動的計算メンバーは、DATACOPY計算コマンドのターゲットに指定できません。

  • データのロード

    データをロードするとき、動的計算メンバーを含むメンバーの組合せにはEssbaseによってデータがロードされません。データのロード中、これらのメンバーはEssbaseによってスキップされ、エラー・メッセージは表示されません。

  • データのエクスポート

    データをエクスポートする前に、Essbaseによって、動的に計算される値が計算されることはありません。動的計算メンバーの値はEssbaseによってエクスポートされません。

  • 計算スクリプトに動的メンバーを含める

    データベースの計算時に、Essbaseでは動的計算メンバーの計算がすべてスキップされます。計算スクリプト内で動的計算メンバーのメンバー計算を実行しようとすると、Essbaseによってエラー・メッセージが表示されます。計算スクリプトと動的計算を参照してください。