ポートの競合の回避

オペレーティング・システムによって使用されているエフェメラル・ポート範囲が、Essbaseによって予約されているいずれのポートとも競合していないことを確認してください。

また、この範囲が、EPM Foundation Servicesなどの他のサービス、Oracle HTTP Server、使用中の他のロード・バランサに占有されているポートと競合しないことを確認してください。また、他のプロセッサによってEssbaseのポートが使用されることがないようにしてください。

Essbaseポートには、次のものが含まれます。

  • ノード・マネージャ・ポート

  • 次を含むWebLogicポート

    • AdminServerポート
    • Essbase管理対象サーバーのポート。クリアおよびセキュアの両方
    • Essbase Administration Services (EAS)管理対象サーバーのポート(使用している場合)、クリアおよびセキュアの両方
  • Essbaseエージェント(JAgent)のポート(クリアおよびセキュア)

  • Essbaseアプリケーション・サーバー(ESSSVR)のポート(1000からのポート範囲)

オペレーティング・システムのエフェメラル・ポート範囲は、一連の予約された一時的なポート割当てです。割り当てられたEssbaseのポートのいずれかがエフェメラル・ポート範囲内に入ると、競合が発生する可能性があります。

オペレーティング・システムのエフェメラル・ポート範囲を確認するには、次のコマンドを使用してください。

Linuxの場合:

cat /proc/sys/net/ipv4/ip_local_port_range

Windowsの場合: 次のようにして、Windowsが占有している(リッスンしている)ポートをリストします。

netstat -a -b