EPM Shared Services認証
Essbase 21cでEPM Shared Services認証を使用する場合、Shared ServicesによってすべてのEssbaseユーザー、グループ、ロールおよび権限が管理されます。
EPM Shared ServicesとEssbase 21cを統合するための要件
Shared Services認証を使用するEssbase 21cでは、すでにデプロイされているEPMのインストールとは別に、ネットワーク・アクセスできる専用のEPM 11g Servicesのインストールが必要になります。このFoundation Servicesインスタンスは、Essbaseを実行しているホストと同じホスト上に配置しないようにお薦めします。
Essbase 21.2.1より前のバージョンでは、EPM 11.1.2.4または11.2.x (Foundationのみ)をインストールするか既存のものを再利用する必要があります。既存のShared ServicesはEssbase統合のために使用しないでください。Essbase v21.2.1以降のバージョンの場合は、EPM 11.2.x (11.2.x Essbaseを含む)をインストールして21.2.xで構成します。
注意:
Essbase 21.2.1より前のバージョンでは、Essbase 11g On-Premiseに関連付けられている本番環境のEssbase 11gインスタンスでEssbaseを構成しようとすると、Shared ServicesのEssbase 11gインスタンスが上書きされてしまいます。フェイルオーバー環境をセットアップする予定があるときに、認証にEPM Shared Servicesを使用している場合は、すべてのEssbaseノードがアクセスできる共有のネットワーク上の場所にEPM 11g Servicesをインストールする必要があります。これが不可能な場合は、各EssbaseノードでローカルにEPM Foundationコンポーネントのみをインストールできます。ただし、同じEPMスキーマを指し示します。各Essbaseノードが、EPMのインストールに関連付けられているEPM_ORACLE_HOMEとEPM_ORACLE_INSTANCEの場所を見つけられる必要があります。
ユーザー・ディレクトリについて
ユーザー・ディレクトリ(アイデンティティ・プロバイダ、セキュリティ・プロバイダまたは外部認証プロバイダとも呼ばれます)とは、ユーザーおよびグループの認証を提供するディレクトリ・サービスです。LDAPが一例です。デフォルトでは、Shared ServicesはネイティブのLDAPディレクトリを使用してユーザーとグループを保管しますが、オプションで、統合された(外部の)LDAPまたはアイデンティティ・プロバイダを使用するように構成できます。Shared Servicesに外部プロバイダを追加するには、LDAPベースのユーザー・ディレクトリの構成を参照してください。
1つのユーザー・ディレクトリを両方のEPM 11g Servicesインスタンス間で共有できます。
EPM Shared ServicesによるEssbaseの構成
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Essbase 21.2.1より前のバージョンでは、EPM 11.1.2.4または11.2.x (Foundationのみ)をインストールするか既存のものを再利用する必要があります。既存のShared ServicesはEssbase統合のために使用しないでください。Essbase v21.2.1以降のバージョンの場合は、EPM 11.2.x (11.2.x Essbaseを含む)をインストールして21.2.xで構成します。
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Shared Servicesを開始します( Essbaseの構成に移る際に実行されている必要があります)。
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EPM Servicesをインストールしたところの同じシステム(またはネットワーク)にEssbase 21.3をインストールします。
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Essbaseを構成します。アイデンティティ・プロバイダの画面に到達したら、次の操作を行います。
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EPM Shared Servicesアイデンティティ・プロバイダの有効化 | Enable EPM Shared Services Identity Providerのチェック・ボックスをクリックします。
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EPMインストールの場所である<EPM_Oracle_Home>と<EPM_Oracle_Instance>を指定します。これらのEPMディレクトリは、構成しているEssbase 21cインスタンスからネットワーク・アクセスできる必要があります。Essbaseで使用するためにShared Servicesで構成されたすべての外部プロバイダは、信頼が有効になっている必要があります。「Shared Servicesを使用して構成されている場合にEssbase 21が外部プロバイダに対して認証されず、Essbase UIのログイン画面が点滅する」を参照してください。ドキュメントID 2938405.1)。
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Essbase 21cの構成を完了します。
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次のいずれかのオプションを選択します。
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新しいShared Services環境とアイデンティティ・プロバイダを統合します。
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Shared Servicesを使用して、ユーザーとグループのみを移行します。ロールのエクスポートは選択しないでください。かわりに、11gエクスポート・ユーティリティまたはLCMエクスポートを使用して、アプリケーションのエクスポートとともにロールをエクスポートします。
これらのオプションの詳細は、「11gのユーザーとグループの移行」 「Essbase 11gのユーザーとグループの移行」のシナリオ1を参照してください。
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アプリケーションを移行する際にロールを移行します。「Essbase 11gからの移行の準備」を参照してください。
EssbaseとShared Servicesの認証の図
![EPM Shared ServicesとEssbase 21C On Premiseの認証マップ EPM Shared ServicesとEssbase 21C On Premiseの認証マップ](img/ess_epm_mode.png)