11g Excelエクスポート・ユーティリティで作成したアプリケーション・ワークブックのインポート前のメンバー名の確認
11g Excelエクスポート・ユーティリティを使用して作成したアプリケーション・ワークブックをインポートするときには、アプリケーション・ワークブック内のメンバー名を慎重に確認する必要があります。メンバー名はアプリケーション・ワークブックにそのままエクスポートされます。メンバー名がバックスラッシュで終了する場合(例: mbrname\またはmbr\name\)、メンバー名はアプリケーション・ワークブックにそのまま(mbrname\またはmbr\name\)エクスポートされます。しかしながら、インポート・プロセスでは、末尾のバックスラッシュはエスケープ文字として解釈され、メンバーが拒否されます(キューブ・アウトラインに追加されません)。
インポート・プロセスが完了すると、ダイアログ・ボックスには、ディメンションの構築が正常終了したかどうかやエラーが発生したかどうかなどのステータス詳細が表示されます。
1つ以上のメンバー名が拒否されたディメンションごとに、エラー・ファイルが作成されます。エラー・ファイルの名前は、err_DimName.txt
またはerr_Dim_DimName.txt
です。たとえば、Yearディメンションに拒否されたメンバー名がある場合、エラー・ファイル名はerr_Year.txt
またはerr_Dim_Year.txt
となります。
ディメンション・エラー・ファイルでは、次に示すように、拒否された各メンバー名がリストされます。
\\Record #98 - Error in association transaction [RB6300] to [Curr_EUR] (3362)
"OTHER","RB6300","N","","","Ballsport L","","","","Curr_EUR"
拒否されたメンバー・レコードのテキスト・ファイルは、「ファイル」ページで入手できます。テキスト・ファイルを確認し、アプリケーション・ワークブックで問題を修正します。