リリース21.4.0.0.1 - 2022年9月 - Marketplaceデプロイメント
ここでは、このOCI Marketplaceデプロイメント・バージョンの新機能、拡張機能、問題、パッチ、その他の変更およびバージョン情報の概要を示します。
拡張機能と更新/改善された機能
最新の新機能と拡張機能については、以前のリリース・ノートを参照してください。現在の機能の詳細は、Oracle Essbase 21cのドキュメントを参照してください。
Marketplaceデプロイメントのみ
- Essbaseスタック・イメージの更新プロセス - 手動パッチ適用を実行したり、アプリケーションの移行を必要とする新しいスタック・イメージをデプロイしなくても、既存のEssbase OCIデプロイメントのパッチ適用やアップグレードを行って最新バージョンにすることができます。スタック・イメージの作成およびスタック・イメージの更新に関する項を参照してください。
- プライベート・エンドポイントを使用したAutonomous Databaseのデプロイ - プライベートIPを持つプライベート・エンドポイントでリポジトリをAutonomous Transaction ProcessingとしてEssbaseをデプロイすることがサポートされており、ユーザー・メタデータ・リポジトリを保護できます。
- オブジェクト・ストレージへのカタログの保管 - OCIオブジェクト・ストレージにEssbaseカタログをデプロイすることを選択できるようになりました。
- 政府機関のお客様に対するOCIのサポート - 米国政府機関のお客様がOracle Cloud Marketplace上のEssbaseを使用できるようになり、認定されたソリューションのデプロイメントを各機関がOracle Cloud Infrastructure (OCI)で直接自動化できるようになりました。
すべてのデプロイメント
- 監査機能 - 新しい監査機能を使用すると、変更を追跡してセキュリティ、アーティファクトの変更、LCMイベントおよび実行されたMaxL文(インポートを含む)に加えて、監査証跡設定に対する変更を監査できます。セキュリティ、アーティファクトの変更およびLCMイベントの監査とAUDITTRAILを参照してください。
- キューブ・デザイナを使用したキューブの最適化 - ハイブリッド・キューブに加えて、集約ストレージ・キューブのパフォーマンスと設定を最適化できます。このことは、キューブの構築とロード、データの計算と集約、問合せの実行、データのエクスポートなどに適用されます。最適化された集約ストレージ・キューブの作成に関する項を参照してください。
- アプリケーションの移行およびバックアップの改善 - CLIおよびEssbase Webインタフェースが改善されたことにより、サーバー・アーティファクトを含め、インスタンス上のすべてのアプリケーションを単一のzipファイルにバックアップできます。個々のキューブ・アーティファクトを選択してエクスポートすることもできるようになりました。LcmExport CLIコマンドおよび「LCMのエクスポート」ジョブを参照してください。
- 効率的なファイル・アップロード - REST APIを使用したマルチパート・ファイル・アップロードにより、アップロードがスレッドにパラレル化され、ネットワーク障害の後に大規模なアップロードを再開する必要性が低減されるため、パフォーマンスが向上します。マルチパート・ファイル・アップロードの作成に関する項を参照してください。
- 複数の集約ストレージ・リージョンのデータのクリア - 集約ストレージ・キューブから複数のリージョンのデータをクリアできるようになりました。集約ストレージ・データベースの特定のリージョンからのデータのクリアに関する項を参照してください。
- MaxL文 - display privilege、drop userおよびdrop groupを、限られたユースケースで再び使用できるようになりました。
- REST APIでのドリル・スルー・レポートの実行 - REST APIを使用して、ドリル・スルー・レポートを実行できます。ドリル・スルー・レポートの実行に関する項を参照してください。
- ドリル・スルー・リージョンの選択 - ドリル・スルー・レポートの作成時に、Essbase Webインタフェースのドリル可能リージョン・セレクタを参照して、ドリル可能リージョンを定義できるようになりました。メンバーを参照して選択した後、オプションのメニューから選択してリージョンを定義します。ドリル・スルー・レポートのドリル可能リージョンの定義に関する項を参照してください。
バージョンの詳細
- ソフトウェアのバージョン:
- Oracle-Linux-7.9-2022.08.08-0
- Oracle Fusion Middleware 12.2.1.4.0 GA
- Oracle Essbase 21.1.0.0.0 GA
- Oracle JDK 8 update 291 Server JRE
- 適用済パッチ - 次に記載されているものと、ドキュメントに記載されているもの。
ノート:
Essbaseリリース更新パッチには、Essbaseバイナリのみが含まれます。また、その他のパッチ(Fusion Middlewareなど)は手動でダウンロードして適用できます。これらのパッチは最新のリストに含まれています。- 34373563: WLSスタック・パッチ・バンドル12.2.1.4.220711
- 33639718: WebLogic Server 12.2.1.4.0のADR (2022年7月版のCPU)
- 34236279: WLSパッチ・セット更新12.2.1.4.220602
- 34248976: Coherence 12.2.1.4累積パッチ14 (12.2.1.4.14)
- 33093748: FMWプラットフォーム12.2.1.4.0 SPU (2021年4月版のCPU)
- 28186730: EM 13.4およびFMW/WLS 12.2.1.3.0、12.2.1.4.0、14.1.1.0.0のOPatch 13.9.4.2.8
- 32720458: JDBC 19.3.0.0 (2022年1月版のCPU) (WLS 12.2.1.4、WLS 14.1.1)
- 34212770: FMW 12.2.1.4.0のRDA 22.3-20220719
- 31676526: ADBのRCUパッチ
- 30540494: ADBのRCUパッチ
- 30754186: ADBのRCUパッチ
- 34247006: ADFバンドル・パッチ12.2.1.4.220606
- 33950717: OPSSバンドル・パッチ12.2.1.4.220311
- 33735326: バグ33735326の修正、log4j (2.17.1)パッチ
- 34373563: WLSスタック・パッチ・バンドル12.2.1.4.220711
パッチ適用
パッチ適用の手順については、 パッチ適用およびロール・バックを参照してください。
バグ修正および既知の問題
Marketplace経由でのこのバージョンのOracle Essbaseの既知の問題:
- バックアップ・スクリプトは、Autonomous Transaction Processingデータベースでのみ機能します
- 手動バックアップに失敗しました
- ルール・エディタを開くのに失敗または遅延しました
- バックアップ・スクリプトは、Autonomous Transaction Processingデータベースでのみ機能します
- 手動バックアップに失敗しました
- ルール・エディタを開くのに失敗または遅延しました
- 復元されたインスタンスのバックアップに失敗しました
- オブジェクト・ストレージを使用して構成されているときにスタック破棄ジョブが失敗しました
- スタック・イメージの更新後にEssbaseにアクセスできません
- スタック・イメージの更新後にOLAP Serverに接続できません
- ソース・インスタンスでバックアップ/復元を実行したときにイメージ更新エラーが発生しました
- ソース・スタックまたはイメージの破棄後にイメージ更新スタック破棄ジョブが失敗しました
- 構成されているシステム制限をEssbaseサービスが使用していません
Oracle Essbaseの修正された不具合とその他の既知の問題については、https://support.oracle.com/rs?type=doc&id=2814450.1を参照してください。
非推奨に関するノート
メジャー・ディメンション(DV)フラット化セレクタは、Essbase Webインタフェースでは非推奨になりました。Essbaseメタデータは、DVによって管理されます。