19.3.0.n.nバージョンからアップグレードされたターゲット・インスタンスでバックアップ・スクリプトが失敗する
バックアップ・スクリプトが失敗し、ターゲット・インスタンスでバケット情報が更新されませんでした。
バックアップの作成中に、スタックを19.3.0.0.2、19.3.0.2.3、19.3.0.3.4または19.3.0.4.5から21.5.3以前のバージョンにアップグレードした後、バックアップ・スクリプトが失敗しました。
19.3.0.0.2または19.3.0.2.3 (既存または新規データベースで作成)か、19.3.0.3.4または19.3.0.4.5 (既存のデータベースでのみ作成)からアップグレードする場合は、次のステップを実行します。バケットの詳細がext_metadata.jsonファイルにすでに存在する場合は、次のステップをスキップします。
回避策:
- sshを使用してターゲット・インスタンスにログインします。
- 作業ディレクトリに移動し、次のファイルを作成します:
oci compute instance get --instance-id $(oci-metadata -j | jq -r '.instance.id') --auth instance_principal | jq '.data."extended-metadata"' > ext_metadata.json
- ファイル
ext_metadata.JSON
を編集して、バケット情報のJSONフィールドを追加します。次に例を示します:{ ... ... ... "backup_bucket": { "id": "n/<namespace>/b/essbase_xxxx_backup", "name": "essbase_xxxx_backup", "namespace": <namespace>"}, ... ... ... }
前述のxxxxを、テナンシ内の任意のバケットのバケット詳細に置き換えます。
ノート:
既存のバックアップ・バケット属性がext_metadata.jsonファイルにどのように表示されるか(null、空のブロック、データベース属性の内部または外部など)に関係なく、前述の詳細をext_metadata.jsonファイルに個別の属性として追加する必要があります。 - ターゲット・スタックで次のコマンドを実行して、ターゲット・スタック・メタデータを更新します。
oci compute instance update --instance-id $(oci-metadata -j | jq -r '.instance.id') --extended-metadata file://./ext_metadata.json --auth instance_principal --force