バッファのリスト
/essbase/rest/v1/applications/{applicationName}/databases/{databaseName}/asodataload/buffers
集約ストレージの既存のデータ・ロード・バッファをリストします。ブロック・ストレージ・データベース上で呼び出された場合は、エラーが返されます。
リクエスト
- application/json
- application/xml
- applicationName(required): string
アプリケーション名。
- databaseName(required): string
データベース名。
レスポンス
- application/json
- application/xml
200 レスポンス
OK
ロード・バッファのリストが正常に返されました。
object
- bufferId: integer(int64)
単一の集約ストレージ・データ・ロード・バッファの一意のID。1から4294967296の間の数値である必要があります。
- duplicateAggregationMethod: string
指定可能な値:
[ "ADD", "ASSUME_EQUAL", "USE_LAST" ]
集約ストレージ・データ・ロード・バッファ内の、重複セルのセル競合を解決するオプションを選択します。
ADD
: (デフォルト)バッファの同じセルに複数の値が含まれる場合に値を加算します。ASSUME_EQUAL
: 重複する値を等しいものとして扱います。USE_LAST
: 最後にデータ・ロード・バッファにロードされたセルの値を使用して、重複セルを結合します。
- loadBufferOptions: string
指定可能な値:
[ "IGNORE_NONE", "IGNORE_MISSING_VALUES", "IGNORE_ZERO_VALUES", "IGNORE_MISSING_AND_ZERO_VALUES" ]
オプションを選択して、集約ストレージ・データ・ロード・バッファ内の欠落値と0値を処理する方法を決定します。
IGNORE_NONE(0)
: 入力データ・ストリームの値を無視しませんIGNORE_MISSING_VALUES(1)
: 入力データ・ストリームの#MI値を無視しますIGNORE_ZERO_VALUES(2)
: 入力データ・ストリームの0値を無視しますIGNORE_MISSING_AND_ZERO_VALUES(3)
: 入力データ・ストリームの#MI値と0値を無視します
- resourceUsage: integer(int64)
ロード・バッファに使用が許可される合計ロード・バッファ・リソースのパーセンテージは、[0, 100]の範囲内である必要があり、その値が0の場合はデフォルト(現在は100)と解釈されます。
400 レスポンス
不正なリクエスト
ロード・バッファの取得に失敗しました。
500 レスポンス
サーバーの内部エラーです。
例
集約ストレージ・キューブにより、最大100万以上のメンバーを含む非常に大規模なディメンションの分析が容易になります。このような大きなキューブへの、効率的なデータ値の増分ロードをサポートするためにEssbaseで可能なことを次に示します。
-
一時集約ストレージ・データ・ロード・バッファを介して、複数のデータソースを処理できます
-
データ・ロード・バッファで使用するリソースの割合を制御できます
-
集約ストレージ・データベースにデータの複数のスライスを含めることができます(データベースに対する問合せが各スライスにアクセスして、すべてのデータ・セルを収集します)
-
データのサイズに比例した時間で増分ロード・プロセスを完了します。
大きなキューブへのデータの増分ロードをサポートするために、集約ストレージ・キューブで複数のデータ・ロード・バッファを初期化できます。このREST APIでは、既存の各データ・ロード・バッファに関する次の情報が戻されます。
-
bufferId -- データ・ロード・バッファのID (1から4294967296の間の数値)。
-
duplicateAggregationMethod -- 同じセルの複数の値がバッファ内のデータ・ストリームからロードされている場合の処理に使用される方法の1つ。
- ADD -- バッファに同じセルの複数の値が含まれる場合に値を加算します。
- ASSUME_EQUAL -- 値が等しくない重複がある場合にロードを停止します。
- USE_LAST -- 最後にロード・バッファにロードされたセルの値を使用して、重複セルを結合します。これは、無効な集計を排除するためにテキスト値と日付値をロードする場合に、最も適した選択肢です。
-
loadBufferOptions -- ロード中に欠落値と0値を処理する方法。
- IGNORE_NONE -- 入力データ・ストリームの#MISSING値と0値のいずれも無視しません。このオプションを選択するには、このキーワードまたは
0
を渡します。 - IGNORE_MISSING_VALUES -- 入力データ・ストリームの#MISSING値を無視します。このオプションを選択するには、このキーワードまたは
1
を渡します。 - IGNORE_ZERO_VALUES -- 入力データ・ストリームの0を無視しますこのオプションを選択するには、このキーワードまたは
2
を渡します。 - IGNORE_MISSING_AND_ZERO_VALUES -- 入力データ・ストリームの0値と#MISSING値を無視します。このオプションを選択するには、このキーワードまたは
3
を渡します。
- IGNORE_NONE -- 入力データ・ストリームの#MISSING値と0値のいずれも無視しません。このオプションを選択するには、このキーワードまたは
-
resourceUsage -- ロード・バッファが使用できる合計ロード・バッファ・リソースのパーセンテージ。[0, 100]の範囲に収まる必要があります。デフォルトは100、0はデフォルトとして解釈されます。
cURLコマンドを含むスクリプト
次の例に、現在初期化されている集約ストレージ・データ・ロード・バッファをリストする方法を示します。
この例では、cURLを使用して、Windowsシェル・スクリプトからREST APIにアクセスします。呼出し元ユーザーのIDおよびパスワードは変数であり、properties.bat
内でその変数値が設定されています。
call properties.bat
curl -X GET "https://myserver.example.com:9001/essbase/rest/v1/applications/ASOSamp/databases/Basic/asodataload/buffers" -H "accept: application/json" -u %User%:%Password%"
レスポンス本文
{
"items": [
{
"bufferId": 100,
"duplicateAggregationMethod": "ADD",
"loadBufferOptions": "IGNORE_MISSING_VALUES",
"resourceUsage": 50
},
{
"bufferId": 200,
"duplicateAggregationMethod": "ADD",
"loadBufferOptions": "IGNORE_MISSING_VALUES",
"resourceUsage": 50
}
],
"totalResults": 2
}