マルチパート・ファイル・アップロードの作成
/essbase/rest/v1/files/upload-create/{path}
パートでのファイル・アップロードを初期化します。この操作はファイル・オブジェクトを登録し、一意のアップロードIDを返します。このIDを、このファイルパート・アップロードに関連するリクエストに含める必要があります。
マルチパート・ファイル・アップロードは、アップロードを並列化してスレッドに分けることで、そのパフォーマンスを向上させることができます。また、マルチパート・アップロードにより、ネットワーク障害時に大量のアップロードを再開する必要がなくなります。
この操作は、マルチパート・ファイル・アップロード・プロセスの最初のステップです。その後のステップで、ファイル・パートをアップロードし、アップロードをコミットします。
関連項目
リクエスト
- application/json
- application/xml
- path(required): string
パターン:
.+
ファイルのアップロード先にするフォルダのカタログ・パス。
- overwrite(required): boolean
ファイルが存在する場合に上書きするかどうか。
デフォルト値:false
- append(required): boolean
既存のファイルに付加するかどうか。
デフォルト値:false
レスポンス
- application/json
- application/xml
200 レスポンス
OK
ファイルが正常に登録されました。一意のIDを返します。
400 レスポンス
不正なリクエスト
ログインしているユーザーに適切な権限がないか、そのファイルがすでに存在する可能性があります。
500 レスポンス
サーバーの内部エラーです。
例
次の例では、Essbaseファイル・カタログ内のユーザー・ディレクトリへのマルチパート・ファイル・アップロードを開始する方法を示します。入力として、パス・パラメータに宛先のカタログ・パス(ファイル名を含む)が必要です。レスポンスとして、EssbaseはuploadIdを返します。これを、ファイル・パートをアップロードおよびコミットする(または、マルチパート・ファイル・アップロード・プロセスを終了する)際に渡す必要があります。
この操作は、マルチパート・ファイル・アップロード・プロセスの最初のステップです。操作のフローは、次のとおりです。
-
マルチパート・ファイル・アップロードの作成(この例のとおり)
-
ファイル・パートのアップロード
-
マルチパート・ファイル・アップロードのコミット
初期化ステップ後の任意の時点で、「マルチパート・ファイル・アップロードの中止」を使用してプロセスを終了できます。
この例では、cURLを使用して、Windowsシェル・スクリプトからREST APIにアクセスします。呼出し元ユーザーのIDおよびパスワードは変数であり、properties.bat
内でその変数値が設定されています。
cURLコマンドを含むスクリプト
call properties.bat
curl -X POST "https://myserver.example.com:9001/essbase/rest/v1/files/upload-create/users/admin/datafile.txt?overwrite=false?append=false" -H "Accept:application/json" -u %User%:%Password%
レスポンス本体の例
{
"uploadId" : "2695fc23-ca67-4e9a-a0a5-b1dbe370eb17"
}