DIMEND

Essbaseレポート・ライターのDIMENDコマンドは、ディメンション内のすべてのメンバーのサイクル終了後に処理されるディメンションのフォーマットを指定します。

レポート・スクリプト内で、DIMENDコマンドの直前にあるすべてのフォーマット・コマンドが、dimListのすべてのディメンションに対するフォーマットになります。

レポートが生成されるときに、フォーマットに関連付けられている指定されたディメンションのすべてのメンバーが、そのディメンション内にネストされている他のディメンションのメンバー・グループを含めて処理された後で、DIMENDフォーマットが処理されます。

構文

<DIMEND dimList

パラメータ

dimList

フォーマットが意図するディメンションを表す、カンマで区切りのメンバーのリスト。

ノート

フォーマットは、後続のメンバーに関連付けられ、そのメンバーのすべての出力の直前に処理されます。そのため、このコマンドを使用しないと、特にグループ内の最後であった場合に、あるメンバーの後に処理するフォーマットを定義できないことがあります。

UCOLUMNSフォーマット・コマンドでは、Marketディメンションへの各サイクル後に、レポート内の列に下線が引かれます。レポートでは、Eastに対してQtr1の子が表示され、Westに対してQtr1の子が表示されています。Westの後、Eastを再び始める前に、UCOLUMNSの処理によってレポートに下線が表示されます。

<PAGE (Accounts, Scenario)
Sales Actual
 <COLUMN (Product)
 /* Applied after dimension processing*/
 <ICHILDREN Audio
<ROW (Market,Year)
 East West
  <CHILDREN Qtr1
{ UCOLUMNS }
<DIMEND(Market) 
/* Puts underline after Market */
 !
 

この例では、次のレポートが作成されます:


                                Sales Actual
                           Stereo   Compact     Audio
                         ========  ========  ========
East        Jan             2,788     3,550     6,338
            Feb             2,482     3,285     5,767
            Mar             2,569     3,458     6,027
West        Jan             4,102     4,886     8,988
            Feb             3,723     4,647     8,370
            Mar             3,808     4,788     8,596
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