MDXワークシートの理解
アプリケーション・ワークブックには、1つ以上のMDX挿入ワークシートを作成できます。これらのワークシートを使用して、対応するMDXファイルをキューブに作成したり、キューブの構築時にオプションでMDXを実行したりできます。
- キューブの構築時にMDXを実行するには、アプリケーション・ワークブックのMDXワークシートで、「MDXの実行」フィールドに「はい」を指定します。
- キューブの作成後にMDXを実行するには、Essbase Webインタフェースの「ジョブ」からMDXスクリプトを実行します。
次の画像は、サンプル・アプリケーション・ワークブックのMDX挿入ワークシートを示しています。

mdxTest1 MDXスクリプトの場合、MDXワークシートはMDX.mdxTest1というように、各MDXワークシートの名前はMDX.scriptnameになります。
MDXワークシートのコンテンツはキューブにMDX挿入スクリプトを作成するために使用されます。MDXスクリプトには、MDXシートの定義領域に指定されたファイル名が使用され、拡張子は.mdx
になります。たとえば、filename.mdx
です。
プロパティまたはフィールド | 有効な値 | 説明 |
---|---|---|
ファイル名 | 有効なMDXスクリプトのファイル名。 | 「ファイル名」フィールドには、MDXスクリプトの名前を定義します。MDXスクリプトは、キューブの作成時にEssbaseに作成されます。ファイル名に拡張子.mdx が付いたものが、Essbaseでのスクリプト名です。
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MDXの実行 |
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「はい」を入力した場合、キューブの構築時にMDXスクリプトが実行されます。「いいえ」を入力すると、MDXスクリプトはすぐには実行されません。いずれの場合も、各MDXワークシートによって、指定されたファイル名と.mdx 拡張子を使用して、MDXスクリプトがEssbaseに作成されます。こうすることで、任意のMDXスクリプトを後から実行できます。
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MDXワークシートの作成や削除は、デザイナ・パネルで行います。キューブ・デザイナでのMDXワークシートの操作を参照してください。
MDX挿入についてさらに学習するには、MDXを使用したデータの挿入およびエクスポートおよびMDX挿入の指定を参照してください。